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遠回りの幸せ
【その他 官能小説】

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遠回りの幸せ-7

甘い香りに誘われた蜂の如く、俺の指が蜜を求める。花弁に触れた。
『あふっっ!』
『逆襲』開始の合図。今までのツケを払って貰わなければ。潤い、怪しく光る肉壺に指が忍び込む。
『んくぅっっっ!!』
歓喜の声。腰が淫らにうねる。手首まで流れ落ちる蜜は留まる事を知らない。
…ぐちゅ、ぬちゅ、ぴちゅ・・・・
『かはっっ・・・・』
肉壁が一気に収縮する。体を震わせ、倒れこむ彼女。目が虚ろだ。それでも止まらない俺の手。もう一本の指が、水源を探るかの様に入り込む。
『あうっ!!』
強制的に意識を覚醒され、声をあげる。次から次へと容赦無く襲う快感に、頭の中はかき回された様になっているだろう。そんな事などお構いなしに蠢く二対の指。肉の壁を掻き分け、奥の奥に進む。
『かはっ・・・・くうっっっ!』
さらに追い打ちをかける様に、親指が堅く尖った蕾を刺激する。
『あぐぅっっっ!!』
真っ二つに折れてしまいそうなほど、仰け反る。止まらない俺の蟲。肉壺の奥に当たると同時に、肉芽への摩擦速度が上昇する。
…ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ・・・・
『んぁぁああぁぁっっっっっ!!!!』
…ぷしゃ!
今までに無い鳴き声とともに、最深部にある水源を掘り当てた。一気に吹き出した後、ごぼごぼ溢れ出る泡立つ液体。俺の上で二度三度跳ね上がった体は、電池の切れたオモチャの様に動かなくなった。倒れこむ彼女。呼吸は荒く、弱々しい。
『んはぁ・・・・はぁ・・・・』
酸素を吸い込むだけで精一杯な体。ビクビクと痙攣が止まらない。
《この程度では許さない・・・・》
不本意な形で放出され、弄ばれた俺のプライドは、彼女を屈伏させるまでは回復しない。またもや彼女の秘唇と肉種に指が迫る。自らの意志を持った右手は、再び彼女の水源を荒らし始めた。
『んぐっっうぅっっ!!』
完璧に切断されていたはずの意識が、再び接続される。生物としての本能のみで自らの存在を保っている彼女。もはや俺の掌の上だ。動きを早める三本の指。彼女は陥落寸前だった。しかし、彼女の両手が俺の顔を捕えた。いきなりのキス。
『んむっ・・・・ぅぅんっっ・・・・』
…じゅる、ぴちゃ、ぴちゅ、ぐちゅ・・・・
唇を甘噛みされ、舌を吸引される。大量の唾液を絡め摂り、自らのそれと入れ替える。忘れていた。彼女によって、俺の体全体を性感帯に変えられていた事実を・・・・
一気に気が遠くなり、全ての機能と思考がが停止する。彼女の唇と舌に弄ばれる事を求めている。彼女の手が、膨張した幹を握る。間髪入れず、動きだしたそれは、俺を真っ白な世界に導く。
『・・・・しいの?』
聞こえない。全ての神経が、屈強に立ち上がった物に集中していた為だ。震える体を少しだけ起こす。既に限界は超えていたが、はっきりと声を聞きたいからだ。
『明人・・・・入れて欲しいの?』
力無くうなずく。今まで俺の剛直を握っていた手は動きを止め、自らの濡れそぼった花弁に先端を導く。
…ズブズブッ!
『はぁぁぁっっっ!!』
何の抵抗もなく、一瞬にして根元まで飲み込んだ。絡みついてくる肉壁。自在に収縮を繰り返し、密着度を高める。堅さを楽しむかの様に、彼女の腰が動きだす。
…ぐちゃ、ぐちゃ、ぬちゃ、ぬちゃ・・・・
『あっっ!!あはっ!!んふぅぅんっっ!!』
声とともに、段々と腰の動きが早くなる。動けない俺。それを見下ろす彼女。
『はあっ!!あ・・・・きひ・・・・と・・・・す・・・・きぃ・・・・』
彼女の言葉に応えたい。気力のみで声を出す。
『お・・・・俺もだ・・・・よ・・・・』
聞き取れないくらい小さな声だったが、彼女には分かっていた。唇を重ねる。優しいキス。加速する動き。腰が打ち付けられる毎にぴちゃぴちゃと水の弾ける音が。彼女の汗が俺の胸に落ちる。
『好きっ、好きぃっ!!明人ぉっっ!!!!』
最後の力を振り絞って、彼女を抱き締める。終結が近い。先端が震え、剛棒は太さを増した。それに合わせるかの様に、肉壁がキツく締まる。
『も・・・・もう・・・・』
彼女の足が太ももに絡み付く。
『このまま・・・・中で・・・・』
その言葉と同時に、ラストスパートがかかった。
…ぐちゅ、ぴちゃ、ぐちゃ、ぬちゃ・・・・
腰に電撃が走る。先端が膨らむ。どこにそんな力が残っていたのか、絶叫する。
『愛美ぃっっ!!イクっっっっ!!!!』
『明人ぉっっ!!イッちゃうぅぅっっ!!!!』
…どぷっ!ぶぴゅ!どくどくっ!!!!
…びくびくっ!!!!
どこに残っていたのか分からないほど大量の白濁液を放出した。それと同時に昇りつめた彼女。俺の体に今までにない快感と、脱力感に意識が遠退く。最後に目にしたのは、力尽き、俺の上に倒れかかってくる彼女だった・・・・


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