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遠回りの幸せ
【その他 官能小説】

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遠回りの幸せ-6

『はぐっっっ!!んあぁぁぁぁっっ!!』
言葉にならない。彼女の中を貫通した『何か』は、津波の様に彼女を飲み込み、肉体と精神を切り離した。息も絶え絶えな彼女。今まで体験した事のない快楽を一気に浴びせられ、天を仰ぐ。その後も続けられる俺の『攻撃』。
『かはっ!あぐっ!はうぅっっ!!あぁぁぁぁぁんっっ!!くあぁぁぁっ!!』
人間の体の限界まで身を仰け反らせ、昇りつめた彼女。
『・・・・んはぁっ。・・・・・・・・ぁんっ。』
力無く離れた彼女の腕。まるで切り倒された樹木の様に、横たわっていた。少し不安になる俺。
『・・・・おい、愛美。大丈夫か?』
しかし、その不安は消え去る事になる。
俺の声に反応してか、静かにまぶたを開く彼女。それと同時に、動きを止めていた手が、Tシャツ越しに俺の胸を触る。
『・・・・いぢわる。』
過去に見た事のない淫らな笑みで俺を見つめる。その瞬間、彼女の唇が俺の首筋に迫った。理性を失った彼女のそれは、首の皮を引きちぎるくらいの勢いで吸い付き、生暖かい舌は、俺を溶かすかの如く、耳の周りをを這い回った。
『ぅくうっっ!』
不覚にも声が出た。それが彼女の火に油を注ぐ。右手がパンツの中に侵入する。張り裂けんばかりになった俺の剛棒を探り当てる。それは既に、先端から溢れ出た欲望の液によって、潤っていた。そこを彼女の手のひらが包み込む。
『ぁあうぅっっ!!』
先端をこねくり回し、弄ぶ。その間も、耳元への攻めは止まらない。腰が引ける。今にも爆発しそうだ。それを察したのか、耳元でささやく。
『・・・・イッて。』
手のひらの旋回速度が上がる。そして、追い打ちをかけるかの様に、俺の耳を全て、口に含む。腰を貫く至高の快楽。先端が一気に痙攣する。
『ぅぅうぅぅっっ!!!!』
…びゅるっ!びゅっ!どくどくっ!!
彼女の手のひらに白濁液が放出される。今までにない量だった。それと同時に脱力感に襲われ、彼女に覆い被さる。
『ふふっ・・・・』
怪しい笑みだ。目が完全にイッてる。立場逆転。体を入れ替えられ、彼女が上になるのと同時に、手を引き抜く。俺の欲望でベトベトになったそれを慈しむ様に見つめ、舌を伸ばす。
『ん・・・・おいし・・・・』
ちゅぱちゅぱと音を立て、全てを舐め取る。恍惚の表情。彼女が自らのハーフパンツを脱ぎ去り、びしょ濡れの茂みをあらわにする。さらに、俺のパンツにも手をかけ、剥ぎ取った。一度放出し、堅さを失ったそれを見つめる。抵抗する気力など皆無だ。
『明人の・・・・』
優しく頂頭にキスをする。
『ぁうっっ!』
頭のてっぺんにまで快感が走る。一気に堅さを増し、規格外の大きさに成長した。
『んふふっ。私でこんなになっちゃったんだ。うれし・・・・』
彼女の舌が先端を這い回る。体中の毛穴が全て開くほどの快感が、波の様に押し寄せる。声すらも出ない。
『気持ちイイでしょ。もっとして欲しいの?いっぱいしてあげるからネ。』
《悪魔だ・・・・》
そう思った矢先、彼女の舌は溢れ出る液をすくい上げ、その出口の奥にまでねじ込んでくる。さらに、裏筋から下まで徘徊し、菊門へと辿り着く。這い回るそれが侵入を試みる。まるで別の生き物。それと同時に、俺の欲望が染み付いた右手が、堅さを楽しむ様にしごき始めた。そしてついに彼女の口は、俺の欲望の巣を飲み込み、。
『うくっっっ!!』
天国とも地獄ともつかない攻めで、俺の剛棒に次の快楽の余波が走る。
『あがっっ!!っくっっっ!!』
断末魔。それ以外に表現出来ないおたけび。しかしそれは、彼女の行為をエスカレートさせる叫びにすぎない。すぐさま彼女の口が俺の隆起物を喰わえ込む。全ての性的要素を取り入れるが如く、荒々しく、繊細に舌が動き、吸い上げる。
『あぐっっっっ!!!!』
腰が引けた。だが逃げられない。彼女の腕は俺の腰にしがみ付いている。捕えた獲物は逃がさない。とうとう限界を超えた。
『・・・・・・・・んんっ!』
…びゅくっ!どぷっ!どぷどぷっ!!びゅるるっっ!!!!
快楽の巣を空にするかと思えるほど、大量に吐き出した。それを全て飲み干す彼女。だが、その程度では許してくれない。余韻を楽しむかの様に、口の中で愛おしむ。
…ちゅぴ、くちゅ・・・・
『あっ・・・・あくっ・・・・』
強烈な『攻撃』の影響で、先端が麻痺していた。彼女の指が、放り出された俺の手に触れる。組み合う様に、がっちりと繋がれる手と手。それだけでも感じてしまう。またもや彼女の舌が獲物を探す。下腹部から胸、そして俺の唇に到達し、その中を静かに侵食してくる。
…ぴちゃ、ぬちゃ、ぐちゃ・・・・
青臭い味のする生き物が唇から歯の裏、頬の粘膜に滑り込む。いつの間にか離れた右手が胸をなぞり、俺の突起物に爪を立て刺激する。
『んんんっっ!!』
俺の声が彼女の媚薬になる。太ももが冷たい。茂みに隠された桜色の花から、大量の蜜が溢れ滴り落ちていた


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