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春菜の腰の動きが少しずつ大きくなっていった。「ああ、あああ・・・何だか、き、気持ちいい・・・。」
「もっと動いてごらんよ、ん、んっ・・・。」健太郎の身体も熱くなってきた。
春菜はいつしか顔を上気させて大きく腰を動かし始めた。二つの白い乳房も大きく揺れている。「ああ、ああああ・・け、健太郎君!」
「は、春菜さん、あ、あああああ・・・・。」
「ああ、な、何だか変になりそう!気持ちいい、とっても、ああああああ・・・・!」春菜は腰を上下に動かし始めた。激しく春菜の中に出し入れされ、健太郎の興奮は、最高潮に達した。「ぐっ!で、出る!出るよ、春菜さんっ!出るっ!ぐううっ!」びゅるるるっ!健太郎は激しく仰け反った。「うあああっ!」びゅるるっ!びゅるっ!びゅるっ!「け、健太郎君っ!あ、ああ、あああああっ!」春菜の動きが止まり、代わりに細かくぶるぶると震え始めた。「いやあーっ!」びゅくっ!びゅくびゅくっ!びゅく!びゅくっ!健太郎の精液は何度も春菜の中に注ぎ込まれた。「あああああーっ!」春菜は大きく目を見開き、宙を見据えた。「んっ、んんっ!」健太郎も苦しそうに目を閉じ、その快感に耐え続けた。
春菜の身体が健太郎に倒れ込んだ。健太郎は膝を立てた。春菜は肩で大きく息をしていた。健太郎は彼女の背中に腕を回し、ぎゅっと抱きしめた。「あっ!け、健太郎君っ!」春菜の身体がまたがくがくと震えた。繋がったまま、春菜の秘部から、健太郎が中に放出した大量の精液があふれ出すのがわかった。それは健太郎の陰毛と股間をぬるぬるにしていった。
春菜が腰をもぞもぞさせ始めた。健太郎は脚を伸ばしてまだ熱の冷めやらないペニスをゆっくりと抜き去った。そして春菜の身体をベッドに仰向けに横たえた。それから健太郎はティッシュを数枚手に取り、そっと春菜の秘部を拭った。
「ごめん、春菜さん。俺、初めての君の中に、出しちゃった・・・。」
「嬉しい、健太郎君、私、とっても嬉しい。あなたが私の中にまだ入ってる・・・・。」
「痛くなかった?」
「ううん。思ってたより全然。って言うか、健太郎君優しすぎ。」
「え?」
「だ、だって、セックスの時の男の人って、もっと乱暴だって思ってたから・・・・。」
「初めての女のコに乱暴できるわけないよ。」
「きっと健太郎君、初めてのコでなくても、今みたいにすっごく優しくできるんだよね。」
健太郎は頭を掻いた。
「気持ち良かった。初めてなのに、とってもいい気持ちだった。」
「そう、良かった。俺も君のことがさっきよりももっと好きになったよ。確実に。」
「私、あなたを気持ち良くさせることなんてできなかったでしょ?自分のことでいっぱいいっぱいだったもの。」
「俺のこと、しっかり観察できた?」
「だめだった。それどころじゃなかった。」春菜は赤面して小さく言った。
「そんなもんだよ、セックスって。」
「私、気持ち良くて、身体が燃えるように熱くなって、我を忘れちゃってた。」
「女のコはそれでいいんだ。オトコは女のコをそんなふうにさせる義務がある。」健太郎は笑った。
「ごめんなさい。私、今度はちゃんと健太郎君に尽くすから・・・。」
「焦らなくてもいいよ。」健太郎は微笑んで春菜の目を見つめた後、額に軽くキスをした。「時間をかけて。」
「時間をかけて・・・・。そうだね。時間をかければ甘く、香りも良くなっていくんだね。」
「え?何のこと?」
「何でもない。」春菜は眼鏡を外して目を閉じ、健太郎の胸に頬を寄せた。
「また俺の身体、描いてよ。」健太郎が春菜の髪を撫でながら言った。
「うん。もちろん。」
「今度は全部脱ぐよ、俺。」
「ホントに?嬉しい。」春菜は顔を上気させた。「今度描く画は、さっき描いたのとは違うものになるよ、絶対。」
「そう?」
「あなたの中にあるものが描けそうだもの。」
「そうか。楽しみだね。」