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〈聖辱巡礼〉
【鬼畜 官能小説】

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〈聖辱巡礼〉-20

『待った?ゴメンね』


悪戯っぽく微笑み、琢也の隣に駆け寄ると、首を傾げて琢也の顔を覗き込んだ。


『女性のトイレって、色々あるのよ。デートだと特に…ね?』


幹恵の言葉に、琢也はドキリとした。
デートと言う言葉が出た事と、何か含みのある言葉を言われた事に、琢也の心臓は爆発寸前だった。

自分の隣を歩いてくれる女性は、あまりにも美しく、そして自分の心を擽り続けてくる。
琢也の視線は幹恵の横顔と、邪魔ではないかと思うほどに大きな胸、そして短過ぎるスカートに向けられていた。


(色々……トイレで色々って何だろう?)


琢也の頭の中には、幹恵しか無かった。
梨沙子に感じたトキメキ以上の高ぶりを覚え、もっと近くに行きたいと願った。


『この上の階で洋服売ってるみたいね。行きましょ』


幹恵は琢也の手を握り、更に腕を絡ませた。
素知らぬふりで胸に腕を押し付け、甘えたように微笑みながら。
琢也の顔は赤くなり、歩き方もギクシャクとしておかしくなっていた。
何故そうなってしまったのか……琢也の心の中など、全てお見通しなようだ………。



――――――――――――



『ウヒヒ……なあ、イイ声で泣く……なんだ、切ったか』


オヤジは電話が切れている事に気が付くと、その携帯電話を床に放り捨てた。
肉棒は梨沙子の性器に突き刺さり、火照った肉壁の温もりを感じながら、己を絶頂へと導くピストン運動を繰り返した。


『可哀相になあ……同情するよ』


性器から鮮血を流し、顔をグシャグシャにしかめて泣いている……その表情も涙も、股間の痛みだけではない……。


『声聞こえたろ?春日先生に、お前をレイプしてくれって言われてさ……結構な金まで貰ったよ』

(……ッ!!)


信じられない現実……確かに幹恵は自分には冷たく当たってはいたが、まさか犯罪に巻き込ませるほどに怨んでいたとは、全く気づきもしなかった。


『君の名前は梨沙子って言うんだろ?知ってたよ。君は俺の昔のオナペットだったからなぁ……今日は琢也って奴とデートだったんだろ?ソイツは春日先生に盗られたよ』

(!!!!)


梨沙子の一縷の望みは断たれた……琢也は自分を待つ事もなく幹恵の誘いに乗ったのだろうし、今日一日中は傍にいるだろう……家族にしても、深夜まで帰らない状況にならなければ、捜索などしないだろう。


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