これ水着!? 着るだけでも超恥ずいねん-1
撮影隊の朝は早い。あわただしい朝食のあと、すぐに旅館を後にしてマイクロバスは港町へと向かった。
「昨日は午後に剃ったから、今日はまだ大丈夫だと思う、朝一緒にお風呂に入って見たけど」
郁子が監督に報告しているのは、なつ子のパイパン具合のこと。
個人差があり微妙な部位でもあるので、男性の髭剃りのように毎日剃るというのはカミソリ負けして肌を傷めやすい。
起き抜けに郁子に誘われて温泉で朝風呂を楽しんだなつ子だが、そこで剃った方が良いかどうかの確認もされていた。
郁子の報告をチラ聞きしていたなつ子は、顔を赤くして朝の入浴を思い出していた。
宿泊客には女性が少なかったので、早朝の女湯は誰もいなかった。
もちろん撮影に使った混浴露天風呂とは別の場所。
湯船の縁に腰掛けたなつ子の股間を湯に浸る郁子が発毛具合を調べたのだが、その際に思いもかけないことが。
オ・メ・コを晒すことに慣れていたなつ子だが、郁子が指でスジをなぞった後に唇を添えてきた。
毛の先端は出ていないものの、ちょこっとだけざらつく無毛の割れ目の感触を確かめたのだが、なつ子が雷に打たれたようにビクッと反応したので、
「あら?嫌じゃなければ」
郁子が舌で刺激し始めた。
ぷにゅるんん。
「うあっぅあ」
いわゆるクンニというやつ、なつ子にとって初体験であるばかりか、相手が女性の郁子であるというのも快感を倍増させた。
にょりゅんんぷ。
「あ、あかん」
指で陰唇を広げられ、ピンクの包皮に包まれた幼い陰核を舌先で回転させながら舐め上げ、唇ですする絶妙なテクニックで、自分の指でやるよりも柔らかく甘いとろけそうな悦楽に浸り、あっという間になつ子は絶頂を迎えてしまったのだ。
「あたしも入りたかったのに」
爆睡して誘われても起きれずに部屋のバスルームでシャワーしか浴びられなかった弓子が愚痴った。
「温泉に入っても時間なかったから、ゆっくりは楽しめなかったもんね」
郁子は意味ありげになつ子に同意を求める。
言っていることの意味を悟って顔を真っ赤にしながらうなづくなつ子は、もっと時間があればさらに続きがあったのかと想像を巡らした。
一行が訪れたのは日本海に面した小さな漁港。
堤防の上を全裸で歩くなつ子を、遠景から坊主、堤防の陸側から近距離で親方が撮影することに。
坊主からの視界は波の打ち寄せる岩場と雑木林に山、親方からは見上げる感じで青空しか写らない。
だが、なつ子が堤防を歩く方向には建物と港があり、漁師夫婦や子供達がちらほら撮影を見守っている。
「最初から裸でええやろ、靴は履いといてええ」
監督の指示で撮影がスタートした。
堤防の端から全裸で歩き始めたなつこは、途中立ち止まったりしゃがんだりの伸びをしたりのポーズをとりながら、岩場に打ち寄せる波の音とカモメの鳴き声しか聞こえない空間のなかを、港の方に近づいてくる。
「ええ感じの陰になってる」
カメラを覗く坊主に監督が自説を披露する。
「昨日は毛が生えている痕跡もないツルツルだったのが、今日はこの部分に毛が生えますという陰が見える。これがエロだ」
実はなつ子もそれが気になっていて、昨日の毛が生えていないツルツル感が、今朝は剃りました感に変わっていることを。
監督のOKが出て郁子にワンピースを着せられたなつ子が監督のそばに戻ると、停泊している船の上から見学していた漁師夫婦から声をかけられる。
「大変だねぇ、中学生なのに毛も剃って」
変なねぎらい方をされた。
なつ子は顔を真っ赤にして俯く。
昨日は毛がない事で恥ずかしかったのが、今日は毛を剃っているということがわかってしまう恥ずかしさで。
「着ていた服を脱いで運動靴だけになった真っ裸の女子中学生は陰毛を剃っていた、わかるわかる」
汗だくで機材を抱える大将がうなづく。
すべてが、わざとやっていることなのだと。
「ピュアな少女ヌードってんじゃなくって、思春期の女の子の不自然な裸だったりすると、ロリータ好きや少女マニアじゃなくても抜けます」
大将が指摘するように、芸術を装いつつ売るためのエロがたっぷり仕込まれているのだ。
昭和の時代にはパイパンは今ほど一般的ではなく、かなりのアブノーマルな要素が含まれていたせいもある。
人もまばらなひなびた港町では、素朴な住民の目を憚る必要はなかった。
船着き場や桟橋から民家の前でなどいたるところで、なつ子はスカートをめくって割れ目見せたり、服を脱いで全裸でポーズをとるというゲリラ撮影を続けていった。
「あらま、いやだねぇ、あっはっはっは」
下半身を露出したなつ子に遭遇した漁村のオバチャンが、快活であっけらかんと笑い飛ばす。
撮影?
ワンピース姿の女の子?
スカートめくってる?
パンツ履いてない?
割れ目丸見え?
毛を剃ってる?
徐々に反応して、非日常のエロを確認する。
普通じゃない光景に気づかれた時、なつ子の下腹部がキュンと熱くなる。