食い込む縄-1
隼人の脳裏に焼き付いているものがある。それは一度ネクタイで友美の手首を縛り付けセックスした事だった。拘束した友美に異常な興奮を覚えた。その興奮が日増しに膨れあがり、もっと友美を拘束したい欲求が強くなる。銀行の制服を着た友美を縄で縛り上げ、苦痛に満ちた顔を見たくて仕方なくなってきた。もう抑えられそうもない。今まで切り出そうとしたが、なかなか言えなかった。しかしもう我慢出来ない。隼人はやると決めた。
今日、母は友達と遅くまで飲みに行くと電話があった。会社を終え帰宅した2人。
「友美、今日は新しい遊びしような?」
「え?う、うん…。」
あまりに真剣な顔の隼人が少し気になった。隼人は自分の部屋に友美を連れ込んだ。銀行員の制服を着てベッドに座る友美は、それだけでいやらしい雰囲気を醸し出していた。隼人はあらかじめ買っておいた縄を手にする。
「な、何するの…?」
不安そうな友美。
「友美を縛りたいんだ。いいだろ?なっ?」
「え…?縄で…?」
「ああ。」
「わ、わかった…。」
隼人がしたいという事は拒まないのが友美。怖いが隼人にならそれを許す。
「まずは遊ぼうか。友美、立って?」
「うん。」
立った友美の脚に縄を通す。友美の前後で縄をギュッと持つ。
「ゴクッ…」
生唾を飲む音が聞こえた。隼人はゆっくりと縄を上げる。
「あっ…」
少し割れ目に食い込む縄。そして隼人は強く縄を上に上げる。
「い、痛いっ!」
激しく割れ目に食い込む縄。痛みが走る。しかし友美の痛がる表情にドキドキする。
「痛いか、友美?」
「痛いよ、お兄ちゃん…」
「その痛みが喜びに変わったら、俺と友美は究極の愛を手に入れられると思うんだよね。我慢して?」
「う、うん…。」
苦痛に満ちた表情のまま、究極の愛と言う響きに、友美は頑張って耐えようと決心した。