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ご褒美2
【コメディ 官能小説】

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ご褒美2-3

 白々しい会話の応酬を途中で切り上げると、ユウは、いきなり立ち上がった。続いて、
素早くアイの隣に身体を移動して座り直し、胸元から覗いている薄手の赤いブラカップを
指で摘んで引っ張り、意地の悪い口調で詰問した。

「アイ、これ何?」
「ブラジャー」
「そうじゃなくて、色のことだよ」
「見ればわかるでしょ、もぉ、引っ張らないでよ」
「ほぉ、あくまでシラを切るつもり?」
「何のことよ?」
「そういうことなら、こっちにも考えが…」

 ユウは、ベッドに上がってアイの背後に回り込んだ。後ろから身体を抱きかかえるよう
にして両脚を投げ出し、ベッドの縁に腰かけ直すと、アイの乳房をパジャマの上から鷲掴
みにしてゆっくりと揉みしだいた。 

「何すんのよ、いきなり」
「だって、アイ、こういうことなんだろ?」
「何のことよ、ヤラしいんだから、まったく!」
「そうか、まだ恍けるのか。それじゃぁ、仕方ないな…」

 乳房を両手で弄びながら、ユウは、両方の中指と薬指で左右それぞれの乳首を探り当て
指の腹で擦り上げるように撫でていった。指先が敏感な部分にヒットするたびに、アイは
身体をピクっと小さく痙攣させ、短い吐息を漏らした。

「あっ、そんなところ」
「ん? そんなところって、何処?」
「ちょっ、だから、擦っちゃダメだってば」
「そうか、ダメなのか、じゃぁ…」

 乳房を下の方から掌で掬って持ち上げ、円を描くような動きで揉み回しながら、今度は
指と指の間に乳首を挟み込んでコリコリと転がしていく。ユウの執拗な責めに反応して、
アイは堪らず、クネクネと身体を捩って悶えた。
(こんなスケスケのブラを着けてたら、パジャマの上から触っても乳首がどこにあるのか
すぐにわかっちゃうよな…)
 ユウは内心に呟きながら、先制攻撃が成功して今夜の主導権を自分が握ることになった
ことに満足していた。


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