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先輩と後輩
【コメディ 官能小説】

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第1話-4

後輩 「ほら、先週の金曜日、新入社員の研修会があったじゃないですか」

先輩 「ああ、あったな」

後輩 「で、その後に懇親会があったじゃないですか」

先輩 「ああ、らしいな」

後輩 「それに内田さんも参加してたんすよ。あ、先輩は呼ばれてなかったんですね」

先輩 「ちげえよ!呼ばれてたけど、急な出張が入って、行けなかったんだよ」

後輩 「あ、そうでしたっけ」

先輩 「そんなこと、どうでもいいよ。それで、どうなったんだよ」

後輩 「それで〜、懇親会でたまたま内田さんと席が隣になったんですよ」

先輩 「まあ、そういうことはあり得るな」

後輩 「でしょ〜。で、お開きになって、帰る方向が同じってことで〜、一緒に帰ったんですよ」

先輩 「まあ、そういうこともあるわな」

後輩 「でしょ〜。で、一緒に駅に向かったんですけどね」

先輩 「ああ」

後輩 「知らないうちに、ホテル街に迷い込んじゃったんすよ」

先輩 「おい、ちょっと待て。迷い込んだんじゃなくて、お前が誘い込んだんじゃねえのか?」

後輩 「違いますよ。俺だって、あの辺は初めてで、道なんて全然分かんなかったですから」

先輩 「そうか。それで?」

後輩 「まあ、ちょっと妖しい感じだったんですけど、このまま突っ切れば駅に着くような感じだったんで、そのまま行っちゃおうって感じで」

先輩 「ああ、で?」

後輩 「そのままホテル街を二人で歩いて行ったんですけどね。そのうち、俺、気づいたんですよ」

先輩 「気づいたって、何を」



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