宮村 佳奈-5
「待たせたな。さあそろそろお前に本物の男ってやつを教えてやる・・・。」
佳奈の言葉を無視して、田中は残酷な声で言った。ズボンのベルトを外し始める。佳奈の耳にカチャカチャという音が聞こえてくる。次に起こることを理解し、佳奈は震え上がった。半狂乱になって抵抗する。
「い、いやぁ!!やめて!やめてください!お願いします!助けてください!」
田中は嘲笑した。
「いや?なにがいやだって言うんだ?親にもまともに相手にされず、ろくに友達もいないお前をせっかくオレがかわいがってやってるって言うのに。」
「!?ひ、ひどい・・・!!」
佳奈は瞳に涙を溢れさせながら精一杯田中を睨みつけた。しかし佳奈の声に力はない。田中の言葉は深く佳奈の心に突き刺さっていた。なぜなら田中の言ったことはまぎれもない事実だったからだ。佳奈が物心ついた頃から両親の仲は冷え切っていた。父親は家庭を顧みず仕事に没頭し、母親は一人娘を可愛がるよりも外へ遊びに行くような女だった。両親は佳奈が少しでもなにか困らせるようなことをすると厳しすぎるほどに叱責し続けた。自然と佳奈は内気で引っ込み思案な性格になり、学校でもうまく友達が作れなくなってしまった。両親から愛されていない。仲の良い友人もいない。孤独であることは佳奈にとって最大のコンプレックスだったのだ。しかしそれでも佳奈はそんな自分を変えたいと願い、彼女なりに努力してきた。周りの人々を気遣い、思いやりを持って接していればいつかきっと・・。そんな風に思ってきたのだ。しかしそんな佳奈の心の傷を田中は土足で踏みにじった。佳奈の傷ついた表情を見て、田中はなおも追い討ちをかけるように言葉を続ける。
「親から愛されないってことは誰からも愛されないってことなんだよ。本読むしか能のないお前みたいな根暗女といて、いったい誰が楽しいなんて思うんだよ?いったいどこの誰がお前みたいな陰気な女を好きになってくれるって言うんだ?ああっ!?」
佳奈の表情に絶望的な色が浮かぶ。田中は佳奈の絶望の表情を楽しみながら、完全に勃起したペニスをズボンから取り出した。かなり大きい。その先端はすでに自ら滲み出した先走りの汚らしい液でテカテカと光っている。田中は佳奈に見せつけるようにその勃起したペニスを2〜3度自分でしごいて見せた。犯される瞬間が目前に迫っている。佳奈は恐怖と絶望に震えた。だがそれでも佳奈には噛み付いたり、爪をたてたりといった相手の体を直接傷つけるような抵抗はできなかった。自分の体をおさえつける腕を必死に外そうとするだけだ。田中はそんな佳奈の儚い抵抗をむしろ楽しんでいるようだった。右腕1本で佳奈の喉元を押さえつけて上半身の動きを封じている。佳奈の左足の上にまたがり、体重をかけて左足の動きを封じると左手で佳奈の右足を脇にかかえあげ、大きく足を開かせる。薄青色の上品なパンティはすでに右足を抜かれ、左足に引っかかっているだけだ。今は田中の尻の下に敷かれている。あとは狙いを定めて腰を進めるだけだ。