止められない-3
「胸だけでこれか…瀬里奈はホントに感じやすいね…」
「お、お願い…早く由紀と一つになりたいです…!挿れてぇ!」
「そうだね…瀬里奈のマ○コを弄るのはまた今度にしよう。今日限りってわけじゃないし」
そう言って、涎を垂らしながら哀願する瀬里奈の秘部に、自身の剛直をあてがう。
ズ…ズブブブブ…!
「んあああぁ!」
「くっ…!こ…れは…」
挿入した瞬間何ともいえない快感が二人を襲う。由紀の剛直は一般的に見ても大分大きく、当然郷田よりもでかく、固さも五十代の郷田よりかなりあった。
瀬里奈にしても完璧な名器持ちで無数の襞が絶えず絡みつき、挿れた瞬間暴発しそうになった。郷田が長年瀬里奈を抱いてきたのは容姿はもとより、この名器によるものが大きい。
このまま止まっていたらすぐに射精しそうだったので、由紀はゆっくりと腰を動かし始めた。
「んっ、あっ、あっ、あっ…ゆ、ゆきぃ…気持ちいいです…」
由紀は返事をする余裕がない。気を散らせばすぐに射精してしまいそうだった。
このままでは瀬里奈をイかせる前に果てそうだったので少し強引な手をとった。
「え…んあぁ!ダメ…んん…!ピチャピチャ…ペロ…」
由紀は瀬里奈の口を塞ぎ舌を絡め、乳首とクリを責めた。その間もだんだんと腰を打ちつけるスピードは上がっていく。
「あ、ああ…!瀬里奈!も…う…イきそ…」
「あ、あぁ…!きてください!私ももう…イく…!な、中に…出してぇ!」
そう叫ぶと、由紀の腰にがっちりと足を絡め、自らも腰を振って絶頂を誘った。
パンパンという激しいぶつかり音と、グチョグチョと水音が聞こえ、二人をより淫らな気分にさせる。
「ぐっ…イくよ瀬里奈ぁ!」
「あぁぁぁぁ!!」ビュルゥ!ドクドクドク…!
二人はきつく互いを抱きしめながら、同時に絶頂に達した。だが…
「ごめん瀬里奈…まだ…!」
「え…?ひゃ!ゆ、ゆきぃ…!」
グッチョグッチョ!
由紀のぺ○スは固いままだった。二人の情事はまだ続いていく。
「絶倫と…いうのでしょうね…」
「ご、ごめんなさい…」
まだ息も整わない瀬里奈の呟きを聞き、由紀は小さくなる。
あの後、結局二人は五回戦にまで突入し、それが終わった時には、由紀の毎回の余りの激しさに、瀬里奈は正に指一本動かせない状態にまでなった。確かに気持ちよかったのだが、それと引き替えに命を失いそうだと瀬里奈は思った。
すっかりショボンとした由紀を見て、瀬里奈はクスッと笑い体を寄せた。
「気にしないで下さい。確かに次からも毎回ああではきついけど、気持ちよかったのは事実です」
「うん…」
そう言ったら少しは元気が出たのか、由紀は別の事を話し始めた。
「いきなりだけどさ…俺、大学辞めるよ」
「え…?」
「瀬里奈に負担かけてたのは大半が学費だし、それに、もうあのオヤジに瀬里奈を触れさせたくない」
「由紀…でも…」
「俺は瀬里奈ばっかりに苦労かけたくない。二人で分かち合いたい。それに…瀬里奈を守りたい」
「由紀…うん…うん…!ありがと…ございます…」
由紀の、誠実な自分を想う心を直に感じ、瀬里奈は涙を流し始める。
「また泣いて…瀬里奈も泣き虫になったねぇ」
苦笑しつつ涙を拭ってくれる彼を見て、彼女は思う。彼を想うことは世間的にもいけないこと。しかしもう止められない。そして…この気持ちは、一生止めたくない。