〈不治の病・其の三〉-32
(こ、こんな……嫌……純一さん早くぅ!!!)
願い……血を吐くような強烈な願いを純一まで届けようと、絵莉は必死に想い、必死に祈っていた……拉致して縛り上げ、笑いながら姦す男達の慰み者にされ続けた時間は、想像を絶する生き地獄であったし、これ以上の屈辱は耐えられるものではなかった……オヤジの呼吸は荒くなり、腰使いも激しいものになっていく……願いも想いも、所詮は個人の気持ちでしかなく、他人をつき動かす力には為りはしないと、オヤジの巨根は子宮口を殴打する……。
『い…イク…!!イクぅ!!!』
「あ…あ"があ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!」
青筋をたてた男根がビクンと跳ねると、それ自身が脈動しながら秘穴の中でのたうち、子宮口に尿道口の照準を合わせたまま、オヤジの変質者の遺伝子を絵莉の子宮内部に射出した……そのジリジリと熱い液体が子宮に染み渡っていくと、先程までの快感は鳴りを潜め、臓物自体が拒否反応を示し、全身に鳥肌を立たせて吐き気までも起こさせた……ズルリと引き抜かれた男根はビクビクと蠢きながら萎れていき、その巨根を銜えていた秘穴はポッカリと口を開け、ドロリと乳白色の液体を垂れ流した後、ゆっくりと閉じてピリピリと痙攣していた……その落ち着かない秘肉の蠢きは、勝手に汚らしい精液を注入させられた事への不満を口走っているようで、滑稽で間抜け極まりない。
『お、奥さん……今度は僕がア〇ルで遊んであげるよ……』
亜矢や麻衣に初めての肛姦を経験させた、あの肛門好きのひ弱な男が、これまた貧弱な男根を精一杯に勃起させ、絵莉の臀部を抱き抱えた。
亀頭だけが大きく、肉棒自体が細長いソレは、まるでマッチ棒かア〇ルバイブのようだ。
絶対に避けたかった膣内射精に呆然としている絵莉の肛門に、その奇妙な形の男根が押し当てられると、ようやく絵莉は次なる性暴力に曝されてる事に気づき、意味不明な叫びをあげたが、それは言語すら知らぬ男達には無意味だった。
「あ"〜〜〜〜〜ッ!!!」
一人前に大きな亀頭が絵莉の肛門を押し拡げ、それでも力任せにグイと突くと、肛門は亀頭をゴクンと飲み込み、あとは細い肉棒の思うがままだった。
『奥さんのア〇ル気持ち良い……気持ち良いよぉ……』
「ぉ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!」
至ってノーマルな性行為しか知らぬ絵莉には、浣腸は勿論の事、ア〇ルプレイなど変態行為以外の何物でもなかった。
ミイラの如くやせ細り、肛門に異常な執着を示すこの男は、心身共に病気としか思えず、そんな男の亀頭が肛門内部を擦り付け、肉棒が肛門を捲りあげていくたびに、絵莉の心身が一層蝕まれていくような、激しい嫌悪感に襲われていた。
「ほ…あぁッ!?あ"〜〜〜〜!!!」
男がゆっくりと亀頭を引き抜くと、絵莉の肛門は内側から捲れ出し、排泄にも似た解放感と共に、意図しない溜め息を引き出された。