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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病・其の三〉-19

「……も…もうやめてよぉ!!はな…離してぇぇ!!!」


泣きながらでも罵声を浴びせた姿は何処へやら……窮屈に身体を丸め込まれた絵莉は、情けない声で哀願混じりの言葉を吐いた。
自分の身体を丸めてくる男達の腕力と、その力強さに、絵莉はようやく自らの無力さに気づき、抗う事の無意味さに気づき始めたのだ。


『……今夜はこのパンティー穿いてHするつもりだったのかな?』

「……………」


一人の男が、卑猥な質問を絵莉に投げかけ、その泣き顔に自分の顔を近づけた。カメラも、その囁きを漏らすまいと近づき、二人をレンズに捉えた。


『どうした、答えろよ?このままパンティー取られたいのか?』

「………うぅ……」


いくら敵わないと知っても、自分から卑猥な質問には答える事は出来ない……まだ絵莉の心は綺麗なままだし、拉致される前と心境に変化はない……こんな卑劣な男達に屈従するつもりなど有るはずがない。


『なあ、甘えた声で股開いて腰振るんだろ?グチャグチャになったオマ〇コを見せ……』

「も、もうやめてよッ!!私…私が何したっていうのよ?私達の生活を壊さないでよ!!貴方達なんか関係ないんだからぁ!!!」


口元を歪めながら、絵莉は一気にまくし立てるように叫び、歯を食いしばって“何か”に耐えていた……もう充分に心は傷つき、身体は汚されてしまった……これ以上の屈辱など、絵莉には耐えられなかった……敵わぬと知りながらも意志を明確に伝え、純一と自分との間には、何人たりとも入り込めない事を涙ながらに訴えた……涙は頬をつたう前に虚空に放たれ、冷酷な空間を映しながら床に散る……轟々と鳴り響くボイラーの燃焼音が、地獄の地鳴りのように部屋の空気を揺らしていた……。


『………それはなんの説教だ?』

「やめ…ッ!?やあッ!!あ"〜〜〜〜ッ!!!」

『なんだ、簡単に破けるぞ?ほらほらぁ!!』


四方から掴まれたパンティーは、まるで日焼け後の皮膚のように、ベリベリと臀部から引き剥がされて床に飛散した。
ピンク色のステッチと可愛らしいフリルが、どうにかパンティーだったと思わせるだけで、一見すれば使用済のちり紙のようなボロ屑にしか見えない。


「嫌あぁぁぁぁ!!!」


男は絵莉の右足を掴むと、力任せにグイっと引っ張り、股間を拡げさせた。
左足は麻縄に束ねられて吊られているし、上半身も同様だ。
たかが一本の足を掴まれただけで、絵莉は無防備な姿を更に無防備にさせられ、汚辱に堕ちた淫らな果肉が、隠しようがなく曝されてしまっていた。



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