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真夜中の淫謀
【レイプ 官能小説】

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宴のあとで-2

「エリナ、性の楽しみ方は人の数だけある。痛みを快感に覚える者もいれば、こうしてみんなに見られることや人間以外を相手にすることで悦びを感じる者もいる。相手に触れることはせず、いたぶるだけで絶頂にのぼりつめるなんていうのもいる。僕はそういう彼らに満足してもらえる場所を提供することを仕事にしているんだ」

 岡田は熱っぽい口調で続ける。

「世間一般では決して受け入れられないことかもしれない。だけど、ひとの欲望を封じ込めることなんてできないし、僕はそうするべきではないと思っている。だれもが自分の望む快楽を追求する権利を持っている、そうは思わないかい?」

「そうね・・・」

「軽蔑した?」

「まさか。ちょっと驚いただけ」

 むしろエリナには軽蔑する要素がどこにあるのかわからなかった。性に対して貪欲なまでに己の欲求を満たそうとする客たちのことを心から素敵だと思ったし、またこういう場所を持つ岡田に今まで以上の興味が湧いた。軽蔑の対象、それは挿入し射精をしただけで女を征服したものと勘違いする男たち、また性的なことを頭からタブー視して目をそらしてしまうつまらない女たちであり、ここにいる彼らでは決してない。

 思ったままを口にすると、岡田はエリナの髪を撫でながら「やっぱり君は僕が思った通りのひとだ」とホッとした様子でつぶやいた。

 岡田が席を立ってカウンターの奥へと消える。舞台上に視線を戻すと、そこにはいつの間にか複数の女たちが裸で吊るされていた。

 ピンポン玉のようなものを咥えさせられたまま吊るされる女に複数の男が群がっている。ひとりの男が女の股間を舐めまわし、もうひとりの男は同じ女の乳首に針を突き立てる。一本ずつ、丁寧に。うっとりと女の足の指を口に含む男がいる。異様なまでに女の耳に執着する男がいる。赤い血が女の肌を滑って流れ落ちる。その様子はエリナの目にいままで見たことが無いほど美しいものとして映った。

 その隣では縄を解かれた女が床の上で複数の男たちを相手に悶えていた。のどの奥深くまで男性器を咥えさせられ、また股間には別の男のものが挿入されている。荒々しい腕によってまるでおもちゃのように扱われながらも、女の顔はやはりどこか幸せそうに見えた。

その隣でも、舞台の奥でも、暴力的な性の営みが繰り広げられている。男たちは穏やかな仮面を脱ぎ捨てて女たちに襲いかかる。女たちはそれを受け入れながらも自らの欲望を満たしていく。

この場を本当に支配しているのは、女たちかもしれない。エリナはそんなふうに感じた。


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