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イソギンチャクの夜(触手)
【獣姦 官能小説】

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イソギンチャクの夜-1

 あ、やだ・・・。

 本当はちっとも嫌じゃないのに、そんな声を漏らしてしまう。部屋には誰もいないのに、恥ずかしさに思わず頬が熱くなる。

これから何が起きるのかを知っているから、もう体はしっかりと反応をみせる。裸の乳首はつんと上を向いて尖り、足の間からは愛液が流れ落ちそうなほど。

ソレは今夜もわたしの体を弄ぶ。小さな黒い箱の中から伸びる、細く長い無数のぬるりとした・・・そう、まるでイソギンチャクの触手のようなモノ。それがわたしの腕に、足に、するすると絡みついてくる。

ちろちろと舐めるように触れられて、わたしの乳首は痛いほどに勃起する。ベッドの上で、ソレがわたしの足を大きく広げる。自分の姿がバルコニーに続くガラス戸に映し出される。黒い茂みの奥の性器までが丸見えになる。濃い桃色をしたその部分は充血し、ひくひくと蠢きながら熱い液体を垂れ流す。

まるで焦らすように、足先からひざのあたり、太ももの内側までをソレは何度も往復する。同時に首筋からお腹のあたりまでをゆっくりと這う。それなのに一番いじられたいところには、まだわずかにも触れてこない。温かく湿った舌で舐めまわされているような感覚と、これから与えられるはずの快楽への期待に、思わず気を失いそうになる。

 もっと、もっと。


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