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イソギンチャクの夜(触手)
【獣姦 官能小説】

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イソギンチャクの夜-2

 その得体の知れないモノたちにわたしは期待する。触れてくれないのなら、もう自分の指をいれてしまいたい。乱暴に掻きまわしてしまいたい。でもわたしの両手にはソレが絡みついていているから、そんなことは許されない。

 ゆっくりと全身を這いまわった後、触手たちは足の間へとまっすぐに向かい、一番敏感なクリトリスをいじり始める。興奮と快感にぷっくりと膨らんだその部分を、何本もの触手が責めたてる。

「あっ・・・んっ・・・はあっ・・・」

 わけのわからないモノたちに絡みつかれ、縛られ、全身をいじられて、それなのに気持ちよさに悶えるいやらしい自分の姿が目の前の扉に映し出される。薄い皮を無遠慮に捲りあげてソレが与えてくる刺激に我慢ができず、わたしは声をあげて懇願する。

「あっ・・いいよォ・・・もっ・・・もっと、奥まで・・・してェ・・・」

 ズルリ、と音を立ててソレらは動きを変える。乳首をいじり続ける数本を残して、残りの全てが女性器の中へと押し入っていく。ぬるぬると膣壁を刺激しながら奥へ奥へと侵入してくる触手たちの動きに、わたしは歓喜の叫びをあげる。涙が止まらなくなり、口からはだらしなく涎を垂れ流す。

 すべての禁忌を犯してもその先にある快感を知りたいと願う。その瞬間、わたしはただの獣。ただ一匹のメスであるということを痛感する。



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