無防備-2
それから少しして、目が疲れて来たので軽く伸びをした。
後ろに隙間が出来て、そこに爆睡している彼女の体がストンと落ちる。
「おいおい。んー席移動するか。」
そう呟きながら立ち上がろうとした時、手が彼女の頬に軽く触れてしまった。
「んっ…。」
いや、俺がたまたま頬に触れて、この女の子はちょっとビックリして声を出しただけ。
それは分かっているはずなのに、その声に妙な色っぽさを感じてしまう。
チラッと彼女の寝姿を見ると、ジャージの襟元からブラ紐が覗いている。
俺は、自分の中の理性が少しずつ無くなっていくのを感じていた。