ご褒美-2
3日後、それぞれの授業で答案用紙が返された。冴香のクラス、1年3組の答案用紙…殆どが平均を大きく上回る点数だった。全ての教科の答案用紙が返されてのホームルーム。みんなが目を輝かせていた。
「みんな、頑張ったわね!やればできんじゃん!素敵よ!」
満面の笑みで冴香は言った。
「先生!クラスの成績は!?」
全員そればかりが気になる。
「フフフ…、6組中…、なんと1位!トップよ、トップ!」
「やったー!」
大騒ぎだ。
「先生鼻が高いよ〜!みんなの頑張りで、先生誉められちゃった。女を喜ばせてくれる男の子って、素敵!」
「じ、じゃあ先生…約束通り…。」
「うん。私は頑張った人間に対しては頑張った分だけのご褒美をあげたい性格なの。みんなとの約束、下着で授業してあげるわ?」
更に沸き立つ。そんな冴香が言葉を並べる。
「前、保険の話をしたわよね?私はこれからずっと頑張った分だけご褒美をあげようと思ってるの。だからその為にはみんなと保険の契約をしたいのよね。」
「保険の契約?」
「うん。私のする事を君たちが絶対口外しない為の契約。下着で授業する以上の事も考えてるわ。だからその為にはその保険が必要なの。いい?みんな?」
それぞれ顔を合わせるが、嫌だと言う生徒はいなかった。
「わかりました!」
全員一致だ。
「ありがと。じゃあ明日の道徳の時間を使って、その契約をします。下着で授業はその後でね?」
「はい!」
生徒達は下着姿の冴香で頭がいっぱいだったが、まさかあんな保険をかけられるとは思ってもいなかった。