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和合観音
【ファンタジー 官能小説】

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老人-1

僕は空中に止まっていた。
目の前には真っ白いヒゲの老人が浮かんでいた。
「何故、死のうとする?」
僕は死ぬ前の幻覚を見ているらしかった。
僕は答えた。
「僕には何もありません。
人に誇れる物は何一つないのです。
僕は何の為に生きているのでしょう?
これの為に生きていたんだと思えるようなことは
とうとう見つかりませんでした。
僕はどんなことにも関心がありません。
だから生きることにも関心がなくなったのです。」
老人はそういう僕に頷いて微笑んだ。
「これからお前は5人の観音と出会って和合するのだ。
そうしてお前は本当に死んでも良いのかどうか考えるのだ」
「和合?和合ってどういう意味ですか?」
「和合とは共に溶け合って一つになることじゃよ。観音は5人とも娘の姿で現れる。お前は必ずその娘達一人ひとりとセックスをしなければならない」
「あなたは一体?」
「それは後でわかる」
そして僕は落ちた、畑の土の上に。

 


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