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調教の館
【その他 官能小説】

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第3章-2

あれから2ヶ月ほど経った時だった。
私の携帯電話が鳴った。

おもむろに携帯を取ると、それは由香利と言う別の女からだった。
何故か、私に又逢いたいという。

私の好きな女だった、しかしその女も私が捨てた女だ。
やはり20代後半の、モデルのような綺麗な女だった。
捨てるとき、恨み言などは一言も言わず、黙って泣きながら去っていった女だった。
今でも、私の五指の中に入る女だ。

キュートな顔をし、溌剌としたその肉体は素晴らしかった。
縄で縛るとき、白い肌が興奮し始めるとピンク色になり、私を欲情させる。
背中を、まろやかな尻を大鞭で叩くとき、ピリピリとした空気が裂けるような音をさせ
のたうち、淫水を洩らしながら果てる由香利は最高の女だった。
本当にフェラチオの上手な女である。

あいつが去った後で、少し私も後悔した。
(もう少し、いたぶり、虐め、調教したかった)と。

由香利の電話の声を聞き、私のS根性は再び燃え上がった。
元気そうな声で私は安心した。

あいつの望む調教を、とことんまでに、満足するまでしてやろうと思った。
それは私が愛した由香利への罪滅ぼしになる。

私はどんな時でも手を抜かずに、女を痛めつける。
ときには、肌が腫れ上がり、ミミズ腫れになり、皮膚が切れて血が流れることもある。
女の顔は苦痛で歪んでいるが、その顔で最後には逝く。

しばらくは、その痛みで眠られない日が続くだろう。

全てが終わったとき、女は勿論、私自身も身体がくたくたになる。
暫くは何もしたくないほど、精根を使い果たすのだ。

縛られた縄を解かれ、
ベッドで汗と涙で濡れた身体で、私に抱かれながら由香利は言う。

「私は、やっぱりご主人様が好き、大好きです・・これでまた生きる気力が湧いてきます」

そう言いながら、泣きながら、微笑みながら私を見つめる眼が可愛い。
思わず私は女を抱き寄せ、ペニスを女の膣に押し込んだとき、
淫獣のようになった女は身体を震わせて、身悶えながら何回も逝くのだ。

私は、そんな女の中に堪った精液を吐き出す。
余韻を味わい、しばらく私に抱かれていた女は物憂げに下着を身につけ、着替え、
満足した顔をし、
また女の生きる世界へ戻っていくのだ。

「ありがとう御座いました、ご主人様、またお願い致します」
去っていった由香利の微笑んだ、その顔を私は時々思い出すことがある。



そして、私には別の女との新たなる出逢いが待っていた。
それは恭子のように、ネットで募集した、あのメールだった。


その女の話をしてみようと思う。

この女も、やはり30代半ばの熟れた女と言って良いだろう。
しかも、私には珍しい上品な女で、人妻だった。


その女の名前は、有希子と言った。
私は逢う前には、一通りその女を知っておく必要がある。

何故なら、実際に逢ってみてその本気度を確かめたいからである。
私に逢う前には、その女達は私のホームページを見ていて、
私がする調教や、考え方は或る程度は理解しているだろう。

しかし、女が実際に逢って怖じ気づいたり
躊躇ったりして、キャンセルすることがないように徹底したいのだ。
逢ってから、(ゴメンナサイ)では済まされないからである。
無駄な時間を消費したく無いからだ。




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