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二人一緒にいるための約束
【近親相姦 官能小説】

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二人一緒にいるための約束-9

[彩姉....僕は彩姉の事が好きです....気づいた時には彩姉が僕の心の中にいました....それ以来ずっと彩姉だけを見て来ました....血が繋がった叔母である彩姉に恋愛感情を持つ....彩姉には理解出来ない事かもしれませんが....僕は本当に彩姉の事が好きです....愛しています....一時の感情に流されたのではなく....ずっと彩姉だけを見て来ました....彩姉だけを好きでいました....彩姉には受け入れられない感情かもしれません....だから....僕の思いを彩姉に押し付けるような事はしれません....でも....もしも....彩姉が僕の思いを受け入れてくれるなら....昨日の待ち合わせ場所に来て下さい....待っています....]

(駿君は本当に私の事を....駿君の思いにあなたはどう答えるの?....中途半端な優しさなら....期待を持たせるような事をしないほうが駿君のためよ....)
彩は自分に言い聞かせた。それから彩は考えた....駿の思いにどう答えるのか....彩の脳裏に思い浮かぶ光景は....今思えば....思い当たる事が多かった....
(駿君は....ずっと私の事を....私だけを.....)
家族への恋愛感情....駿の思いを理解した時....彩は自分の思いに初めて気づいた....駿とのデートに行くのに張り切ってお洒落したのも....はしゃいで駿と腕を組んだりしたのも....そして....駿と結ばれたのも....駿の事が好きだったからであった....彩はその事に気づいていなかった....気づかないフリをしていたのかもしれない....家族に恋愛感情を持つなんてありえない....そう思っていたから....しかし....恋愛感情を持つ事もある....認めてしまえば....自分の気持ちに素直になる事が出来た....
「私は駿君を愛している....」
彩はそう呟いて時計を見た。時計の針は8時30分を指していた。昨夜遅く降り始めた冷たい雨はいつの間にか雨音を強くしていた。
彩は窓の外を見ながら
「駿君....起きて来たら....すぐに告白するね....こんな雨の中で待つ必要はないんだよ....」
自分に言い聞かせるように呟いた。


9時30分を過ぎても駿は起きて来なかった....駿も顔を合わせにくいのかな?....そう思った彩は駿の部屋に向かった。
駿の部屋の前に立ち躊躇いがちにドアをノックした....しかし....駿からの返事はなかった....強めにノックしてみても駿からの返事はなかった....
「駿君?入るよ....」
そう声をかけて部屋のドアを開けると、無人のベッドが見えた....部屋の中に駿の姿はなかった....彩は慌ててメールを確認した....
「まさか!」
メールには場所は書かれていたが時間は書かれていなかった....彩は勝手に時間も昨日と同じ時間だと思い込んでいた....
彩は車に飛び乗り、公園へと走らせた。
信号待ちの時間すら彩にはもどかしく感じられた。
公園の駐車場に車を停めて、傘もささずに待ち合わせ場所へと走った。雨に濡れるのも気にならなかった。
彩の目に噴水の前で傘もささずに立っている少年の姿が映った。
「駿君!!」
彩は自然に叫んでいた。
自分の名前を呼ばれた駿が顔を上げると彩が走って来るのが見えた。
「彩姉....来てくれたんだ....」
駿の顔に笑みが浮かんだ。
「彩......」
駿の言葉を遮るように
「何してるのよ!ずぶ濡れじゃないの!風邪でもひいたらどうするの!!」
彩はそう叫ぶと、有無を言わさず駿の手を引っ張って車へと連れて行った。
車の中でも彩は
「ずぶ濡れになって....風邪ひいたらどうするの....心配させないでよ.....」
同じ言葉を呪文のように繰り返していた。
家に着くと、彩は駿をリビングに連れて行って、エアコンの設定温度を上げた。「タオルを持って来るからすぐに着替えて!」
彩は部屋から持って降りて来た駿の衣服を渡してタオルを取りに走った。


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