二人一緒にいるための約束-15
駿が生まれたばかりの頃、小学校から帰宅途中の彩を男が襲った。彩を無理やり公園の木陰に連れ込んで
「騒ぐと殺すぞ!!」
と、脅した。下着の中に手を入れられても恐怖で声が出せなかった。
警邏中の警察官が彩のランドセルが落ちている事に気づいて、周りを探してくれたので助かったのだった。彩を助けてくれた若い警察官が笑顔で
「もう大丈夫だよ!」
そう話しかけてくれたが、彩は警察官でも男性が怖くて後退りした。その警察官が女性警察官を呼んでくれて
「もう大丈夫だよ!」
笑顔で女性警察官が話しかけてくれて、やっと安心したのか声をあげて泣き出した。それ以来、男性に服の上から触られるだけで嫌悪感を感じた。このままではいけないと、優しそうな人と付き合ってみても一緒だった。
「昔から駿君だけは平気だった....それは駿君が家族だから....そう思っていた....昨日だって....駿君が変な事件を起こさないように....駿君のために....そう自分に言い聞かせて....駿君が私の事を好きだと言ってくれたのも....勘違いしているだけ....女性なら誰でもいいだけ....そう自分に言い聞かせて駿君に抱かれたの....自分でも不思議だった....駿君に抱かれていても嫌悪感を感じなかった....いけない事をしているのに....血が繋がった叔母と甥でいけない事しているのに....今日初めて気づいたの....駿君からのメールを見て....私は男の人に触られるのがイヤだったんじゃない....駿君以外の人に触られるのがイヤだったんだって....初めは本当に男の人がイヤだったんだけど....いつの間にか私の中に駿君がいたの....ずっとそれは家族だからって思ってた....でも違ってた....駿君は私の特別な人....私に触れて
いいのは駿君だけなんだよ!」
彩の告白を聞いているうちに、駿のモノは再びその硬度を取り戻していた。
駿のモノの変化を感じた彩は
「駿君....また....」
彩が囁くと
「彩姉.....僕....」
駿は顔をあげて彩を見つめて恥ずかしそうに呟いた。
「何度でも....していいのよ....」
彩が笑顔で言うと、駿はゆっくり自分のモノを彩の中で前後させた。
「自由に動いていいのよ!」
彩が笑顔で言っても
「でも彩姉は....」
駿は躊躇っていた....
「心配しないで....私は駿君と一つになっていられるだけで幸せなんだから....」
まだ男性のモノを迎え入れる事になれていない彩は痛みしか感じていなかった。しかし愛する人と一つになっているという幸せが、痛みを忘れさせてくれた。
駿はゆっくりと腰を動かす速度を速めていった。
しかし彩の何かに堪えているような表情を見て、駿は自分のモノを彩の奥深く入れたまま腰の動きを止めた。その後駿は腰で"の"の字を書くように動かしてみた。駿のモノの先が彩の奥にこすれて、駿の体に電流が走った。
「あン....」
彩が悦びとも苦悩ともとれる声を洩らした。次に"8"の字を書いてみた。
「あン....」
彩が再び同じような声を洩らした。彩にはこっちのほうがいい....そう確信した駿は腰を回すように動かし始めた。
駿がモノを奥深く入れたまま腰を回すように動かすとこれまでとは違う感覚が彩にもたらされた。彩のソコはまだジンジンと痛みを伴っている。しかし少しだけだが悦びのような物を感じ始めていた。駿は彩を感じさせたくて、腰の動きに変化を加えながら動かし続けた。
「あン....あン....あン....」
断続的に彩の声が洩れ始めた。駿は彩のソコからもたらされる快楽を必死に堪えて腰を動かしていたが、限界が近づいて来ていた。