二人一緒にいるための約束-11
(やっぱりムリだよな....)
駿は彩が何も言ってくれないので諦めかけていた。そんな時浴室のドアが開けられた。駿が顔を上げると彩が入って来るのが見えた。すぐに彩は駿に背中を向けた。彩の裸の後ろ姿に駿のモノは天を向いてそそり立った。
「彩姉....もしかして....それが返事?」
彩はドアのほうを見たまま小さく頷いた。
「彩姉!」
「なあに?」
彩が顔を駿に向けるのと同時に駿が立ち上がった。
「キャッ」
彩は再びドアのほうに顔を向けた。
「彩姉....僕....彩姉のすべてが見たい....」
彩は少し躊躇った後、ゆっくりと振り返った。彩は両手で二つの乳房と最も恥ずかしい所を隠していた。
「彩姉....お願い....」
彩は一度頷いた後、ゆっくりと手を降ろしていった。
駿の目に二つの乳房が映った。大きくはないが小さくもないその膨らみはツンと上を向き、その頂上にピンク色の乳首が顔を出していた。
駿の目が下に降りていくと彩のアンダーヘアーが目に入った。申し訳程度にしかはえていないヘアーを通して割れ目が透けて見えた。彩は顔を逸らして真っ赤になっていた。
駿は浴槽から出て、彩の肩に手をかけた。駿の手に雨に濡れて冷えきった彩の体温が伝わった。
「こんなに冷たくなって....彩姉こそ風呂で温まらないと....」
本当は彩を後ろから抱きかかえるようにして風呂に入りたかった駿だが、彩が恥ずかしがったので逆に彩に後ろから抱きかかえられるような形で風呂に入った。駿は彩に体重をかけないように背中を起こしたままでいると
「駿君も温まらないと....」
彩は駿の胸に手を回して、駿の体を自分のほうに引き寄せた。駿は背中に....まだ温まっていない....少し冷たいが柔らかい膨らみを感じた....
そのまま二人は風呂で温まっていた。体が温まった彩が沈黙を破った。
「駿君?」
「えっ?」
「本当に私でいいの?私は駿君より7歳も年上なんだよ!すぐにお婆ちゃんになっちゃうよ....」
駿はただ頷くだけだった....
「お願い駿君....メールなんかじゃなくて....駿君の口から....駿君の気持ちを聞かせて....そう思うのは私の我が儘かな?」
メールで告って付き合い始める....駿くらいの年齢ではよく聞く話しだ....彩も駿くらいの年齢の時にはそういう話しも聞いた....しかし....彩は駿の口から聞きたかった....
駿は首を横に振って、体の向きを変えて、彩と向き合った。
「彩姉....僕は彩姉の事を愛しています....今まで....ずっと....彩姉だけを愛してきました....そして....これからもずっと....彩姉だけを愛していきます....」
駿は彩の目を見つめて告白した。
「ありがとう駿君....もう一度聞くけど....本当に私でいいの?私は駿君より7歳も年上で....すぐにお婆ちゃんになっちゃうんだよ!」
彩も駿の目を見つめていた。
「彩姉がいいんだ....彩姉でないとダメなんだ....年齢は関係ないよ....彩姉が7歳年上だって事はわかってた....わかってて好きになったんだ....今の僕はまだ頼りないかもしれないけど....必ず彩姉の事を幸せにするから....一緒にいて下さい....死ぬまで一緒にいて下さい....」
「はい.....」
彩が頷くと、駿はホッとしたような笑顔を見せた。
「駿君....私を駿君のお嫁さんにしてくれる?」
「彩姉?....僕と彩姉は....」
彩の言葉に駿は不思議そうな顔をした。彩は一度頷いて
「そうよ....私は駿君と血が繋がった叔母....結婚なんて出来るわけないわ....それでも....誰も認めてくれなくても....駿君が認めてくれるなら....私は駿君の......」
駿は嬉しそうな顔をして
「彩姉....僕のお嫁さんになって下さい....」
駿は真っ赤な顔をしていた。
「はい....」
彩は駿の目を見つめて答えた。
「なんか照れるね....」
そう言って彩は照れくさそうに笑って、駿の首に手を回して駿にキスをした。初めは啄むようなキスだったが、やがて舌を絡め合い、相手の舌を吸った。駿の手が遠慮がちに彩の乳房を揉み始めた。彩は乳房を揉む駿の手に自分の手を重ね
「ここじゃイヤ....上へ行こう....」
彩の言葉に駿は頷いて、二人は浴室を出て、体をタオルで拭いて、何も着けずに彩の部屋へと向かった。