プロローグ-2
ぬかるんだ地面が気持ち悪い、濡れた服が気持ち悪い、さっきまでの私が気持ち悪い。
何かに縋りたくて、そこにいたジュンが眩しく見えて、私と違う綺麗なものがあるようで、だから一緒にいたいと思えて、でも、辛いの全てなすり付けて、最低だ、私は……
感情を余り表に出さない私が、初めて彼には自分を知って欲しいと思えたのに、
人と余り関わらなかったつけだ。ジュンに近付きたいからってあんなのないよね……私は愚かものだ。
私は、私が嫌いだ。
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