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数え唄
【エッセイ/詩 その他小説】

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数え唄-3



一つ叶わず
願い抱いて
二つ暗がり
すすり泣く声
三つ華咲く
散り往く現…

神々しきかな
光浴びし時
部屋の片隅闇の時
夢が醒めない
今のうち

空から電車の
轟き聞こえ
二人
手つなぐ部屋の片隅
自ら喚んだは
恐ろしき神
遠く見えるは
美しき電車

二人しっかり
手をつなぎ直し
お互い
後悔しないと
先に誓った

共に現を
歩めれば
電車に乗らずに
済んだのか

別に生きるを
選べれば
電車に乗らずに
済んだのか

泪流せば
済んだのか

あなたを
忘れられれば
済んだのか

あなたの
頷く
姿がうれしく
共に連れ去る
罪悪もある

けれども
二人
手つなぎ行こう

迷い罪悪あるけれど
この闇裂いて
空高く
あなたと共に
行きましょう

ありがとう
…ごめん


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