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数え唄
【エッセイ/詩 その他小説】

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数え唄-1



一つ珠蹴り
ママは何処?
二つ夕暮れ
遊技場独り…
三つ華咲く
散り往く現…

神々しきかな
光浴びし時
空に真赤な夕焼けの時
夢に醒めたら
あたしは独り

お迎え電車が
小さく見えるよ

真赤な空に
雲造り線路は続く
高く遙かな
追い先見えず
吸い込まれている
真赤のその先

幼心に
「おしまい」
響く

紙芝居の
おじさんの声
このお話は
ハッピーエンド?
何が
「おしまい」
電車が来るよ?

ママ?
早くしないと
電車が来ちゃうよ?
おしまい
お迎え

ママは何処?

―――――


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