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数え唄
【エッセイ/詩 その他小説】

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数え唄-2



一つ微睡み
夢の延長
二つ朝もや
凛とする幸
三つ華咲く
散り往く現…

神々しきかな
光浴びし時
清々しき空気が辺りに満ち時
夢から醒めるか
世の常
悔いは?

様々事毎
悔いは在りしも
全う生きて
認められぬ事無し

朝もや晴れぬ
まだ早き時
高く天から
光柱射す

気付けば
隣に迎えの列車

やっと
お目にかかれましたね
ちと一時下さい

子らの枕に
知らせてきましょう
悔いは在りしも
全う生きた
適度な時と
思いていました

子らよ
私は何が渡せた?
悩むが悔いるが
善きとせん

昼の桜と伴に眠れば
そう思慮して過ごしたものの
朝もや伴に晴れるもおつか

おやおや
既に出るのですか
静かに行くのも
善きとせん

そう焦らずとも
善き気はしますが
適度な時と
思いいました

願いは
子らよ
全うせん…

―――――


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