誘惑-1
田舎道をどのくらい歩いただろう、長い道のりだ、最初は歩道であったが、途中から砂利道に変わり、周りは木々に囲まれ、気付くと森に入っていた。
「あの、本当に君の家に向かっているんだよね」
僕は心配になり少女に聞くが、少女は何も言わずただ歩く。
それから30分は歩いただろうか、道は獣道で、歩きにくい、僕は足場を確認しながら少女の後ろ姿をちらりと見ると、少女が急に止まり、僕に言った。
「……着いた」
着いた?僕は周囲を見渡し、民家を探したが、それらしきものが無い。
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