誘惑-3 僕はリビングにある小窓に目をやると、小窓には木々に囲まれた中、小さく見える岩らしきものがあった。僕は小窓に近付き、その岩らしき物を見ると、あれは岩ではなく、崩れかけた井戸であった。僕はゾクッとした。何だ、このなんとも言えない感覚は、偶然だとは思う、いや、でも必然なのかもしれない、どちらにせよ、僕の心の中で何かが動き始めていた。貞子ちゃんを僕の物にと……