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俺のち彼女
【学園物 官能小説】

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一部の地域で迷惑-7

「あっ……あっ……あぁ……」

 何度も胎内が収縮して芳郎を締めあげる。

「く…あっ……ハァ……ハァ……ハァ」

 強く強く璃子を抱いていた芳郎は、ぬぷっと肉棒を抜いて璃子の手をフックから外した。

「わっとっ!!」

 ふらふらの璃子はそのまま芳郎に倒れ込み、腰にキていた芳郎は支えきれずに仰向けに倒れる。

ドッ

「いって」

「ごめ……んなさい……力はいんない……」

 芳郎を押し倒した姿勢を何とかしようと努力する璃子だったが上手くいかない。

「大丈夫……暫く……このままでいい……」

 芳郎は璃子の両手を縛っていたリボンをほどいて、少し赤くなった手首にキスする。
 優しい芳郎の仕草が何だか照れ臭い。
 手首から口を離した芳郎は璃子の頭と背中に腕を回して抱き寄せた。

「……どう……だった?」

「うん……気持ち……良かったぁ」

 至福のひと時……正にそんな感じ。
 芳郎の上に重なった璃子は首筋に頭を乗せて、芳郎の手の重みにうっとりしながら答えた。
 5分程、のんびりした後、璃子がもぞもぞと動き出す。
 離れるのを残念に思いながらも芳郎は手を降ろして璃子を解放してやった。

「ね、芳郎くん」

「ん〜…?」

 お互い後始末をしていたら、璃子が声をかけてきたので芳郎は気だるく返事をする。

「眼鏡返してくれないかな?」

「……何で?」

 せっかく可愛くなったのに、また分厚いレンズのビン底眼鏡をするつもりか、と芳郎は怪訝な顔をした。

「何でって私のだし……ちょっとコンタクト合わないみたいで」

 目が乾く、と璃子は訴える。

「ワンデイタイプに代えたらいいじゃん。それに、あの眼鏡は璃子には似合わないよ」

 そこまで言った芳郎は思いついたように璃子に顔を向けた。

「次の日曜暇か?」

「特に用事はないよ?」

「じゃ、一緒に買いに行こうぜ」

「へ?」

「コンタクトと、お前に似合う眼鏡選んでやるよ」

 デートだデートだ、とウキウキする芳郎に璃子はポンと手を打ち合わせて答える。

「野外調教ね?!」

ゴーーーーンンン

 芳郎の頭の中に鐘の音が響く。


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