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俺のち彼女
【学園物 官能小説】

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時々、幽霊?-1

「なあ……これって心霊写真?」

「…………」

「おい、最近肩が重いんだけど、何か憑いてるとかねぇよな?」

「…………」

 とある工業高校、化学科1年の教室の昼休み……いつものように1人の男子生徒の周りには人だかりが出来ていた。

「なあ……」

「おいっ」

「うるさーい!!」

 話かけられ続けていた男子生徒は我慢の限界、と机を叩いて立ち上がる。
 その衝撃で机の上の弁当やパックのジュースが飛び上がった。

「その写真はただの写真!!あんたの肩はただの肩凝りだ!!しょうもない事で俺の昼休みを邪魔するなっ!!」

 男子生徒の怒号に話かけていた生徒達はビクビクと立ち去る。
 茶髪に左耳にはピアス、身長は165pと大きくないが、その怒鳴り方は迫力があった。
 立ち去った生徒達を見送った男子生徒は、どっかりと椅子に座って不機嫌そうにパックのストローを口にした。

「おぉ、今村ぁ。今日も大盛況だなぁ」

「うるせぇよ、高野」

 今村と呼ばれた男子生徒の席をはさんで椅子に座った高野は、くすくす笑いながら今村の弁当のおかずをつまみ食いする。

「コラ」

 注意しつつも弁当を押しやって食べやすいようにしてやる今村。

「ったく……毎日毎日……面倒くせぇ……」

 呟く今村に高野は本気モードで弁当をたいらげつつ益々笑った。

「お前が目立つような事するからだろ?」

 笑う高野をチラリと見た今村は盛大に溜め息をつく。

 お察しの通り、彼、今村芳郎(イマムラ ヨシロウ)は霊感少年だ。
 中学時代までは霊感の事を隠していた……バレたりする事もあったがそれも一部の人間だけ。
 それが、高校入学を期に一変……今、思い出しても腹がたつ。

 桜咲く入学式の日……生徒や先生までもが式場である体育館に入れずにパニくっていた。
 原因は体育館に集まった雑霊達……霊は人の集まる所に集まり易く、人は見えずとも嫌な気配を感じてそこに近づけない。
 雑霊達は体育館内にひしめきあって、入学式はまだか、とウキウキしていた……迷惑極まりない話だ。
 始めは無視していた今村だったが、時間が立つにつれてイラついてきた。
 何故なら彼は午後からガッツリとバイトの予定を組んでいたからだ。
 金を貯めて大型二輪の免許を取り、バイクを買うのが目標。
 それを雑霊ごときに邪魔されてたまるか。
 今村は人混みを掻き分けて体育館へと向かう……そして……

ダンッ

 思いっきり靴を鳴らして体育館に踏み込んだ。


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