墜とされた婦警-1
「ほら。真澄あそこ見て。人影が見えるわ。」
工藤明美巡査がミニパトで同僚筒井真澄巡査を見てパトロール中に指を指す。
指した場所は半年以上前に経営破たんしていまや廃虚と化した個人病院だ。
たまに心霊スポットの様に若者達が夜中潜入したりする。
「まさか。ホームレスでも住み着いているのかしら。少し見てみる必要が有るわ。」
真澄は呟くとミニパトを廃虚病院の前に留めて二人は病院に入っていくともはや医療器具やらよそ者が持ち込んだ生活雑貨やらが捨てられ散乱していた。
「3階よ人影が見えたのは・・・。」
二人は恐る恐る三階に昇り各部屋を見渡すが誰も居ない。
「明美の勘違いじゃないの。」
「そうかな。はっきりと見えたんだけど。」
そう言いながら首を傾げてふと窓の下を見ると薄汚れたワゴンが一台留めて有る。
「なんだろう。あのワゴン・・・。ちょっと見てくる。」
「ちょっと。」
明美はそのままワゴンの元へ行ってしまった。
「全く。本当に薄気味悪い廃虚になちゃったわね。本当に埃っぽくて衛生に良くないわ」
と咳込みながらその時意外と新しい小さいダンボール箱が部屋の隅っこに有るのを見つけた。
近寄り開けてみると白い粉の入ったビニールの小袋が複数はいっていた。
「これって。まさかヤバイ薬なんじゃ・・・早く明美に知らせないと。」
そう思った次の瞬間ゴトっとした音ととそれに伴って振り返ろうとしたと同時に何者かの大きな手で鼻口を塞がれ強く膝蹴りを腹部に食らい凄い力で壁に押しつけれる。
男の大きな四角い顔で真澄を睨みつけながら押さえられると別の男が注射針を襟首に突き出して来た。
「おい。静かにしろ。騒ぐなよ。騒ぐと命はねえからよ。」
野太い声で言われ明美は軽く頷くしかなかった。
「よーし良い子だ。」
男はそのまま真澄の両乳房の膨らみを乱暴に夏服のYシャツから揉み扱き上げられる。
「うっううう。」
「ほら。気持ち良くしてやるよ。」
Yシャツを左右に引き裂き白いブラジャーを乱暴に剥ぎ取ると真澄の若く小振りな白い乳房が剥き出しにされ乱暴に握り絞られながら真澄の可憐な乳首に噛み付いてくる。
(ああっ痛いっ)
何が何だか今、正に自分がされてる事が分からず真澄は正に錯乱状態に陥った。
「ほらもっと良くしてやるよ。」
そう言いながらもう一人の細い男が真澄の手首に注射を打ち込んできた。
「此処にもだ。どれ可愛いオッパイだ。」
乳頭にもズブリとなにやら怪しい薬を打ち込まれてしまう。
「うっむふうう。」
鼻口を塞がれ声無き声が漏れる。
そしてカチャチャとベルトを外されるとスラックスとパンツをずり下ろされ太い中指が陰裂に差し込まれるとクチャクチャと音を立てられ穿り回される。
壁に背中を張り付けられ両足を思い切り拡げられおぞましい見知らぬ何者かの太い肉棒が真澄を貫き壁に何度も突き上げられ口も男の口に塞がれ舌が口内を這い回り蹂躙される。
「なーに直ぐに気持ちよくなるぜ。」
大男は乳房を握り潰しながら真澄に囁く。真澄は丸で声が出せなくなっていた。
「真澄。下のワゴンはやっぱり変よ。盗難車みたい。真澄・・・・」
明美が帰ってくると真澄が居ない。
ふと周りを見渡すと白い布が散乱している。
「これってブラジャーとパンツじゃないの。それと制服とスラックスも。」
明美は真澄が事件に巻き込めれたと思いとっさに廊下に出るとその奥から呻き声が聞こえる。一番奥の部屋のドアを開けると真澄が制服の全裸状態で両手を天井から吊るされていた。