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さよならメモリーズ
【二次創作 恋愛小説】

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『さよならメモリーズ』-4


人目見たとき思ったの。
この人のこと今以上に好きになりそうって。何でかな、わかんないよ。だけどね、それからの毎日とっても楽しかったよ。

けどね。
気持ちを伝えられずに“友達”で過ごすのは同じくらいに辛かった。

ゴメン...あたしなに言ってんだろ。うまく言えないけど、君と今のままさよならしたくない。“友達”のままなんて嫌だ...

ずっと言おうって思ってた。
ずっと勇気が出なくて言えなかったんだけど、今しかないんだ―――。

「あたし君のことがずっとずっと前から好きでした」

ああ、やっと言えた。

君は困ったように笑ったんだ。
「ゴメン、俺好きな子いるんだ」って。

あたしは「そっか」って何事もなかったように笑って、君に別れを告げて足早に君から離れた。

悔しくて涙がこぼれた。
だけどね、後悔はしていないよ?

だってずっとずっと伝えられなかった想いをやっと伝えられたから―――。

これでいいの。


さよなら...


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