『さよならメモリーズ』-2 なのに... 春が来る。君は確か遠くの大学に行くんだったよね? その開花予想はあたしと君の別れのカウントダウン... そう。 あと少ししたら、もう君といるここには戻れないのに―――。 言葉じゃうまく言えない。この気持ちを君に打ち明けるならばなんて伝えればいいの?一緒に帰ったこの道はあたしにとって思い出だよ。ずっと忘れない。 春が来たらそれぞれの道を歩むの。 だから―――。