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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病・其の二〉-24

『試験管を抜いてやろう……こんな細いチューブじゃ物足りないかな?』

「む"う"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"!!!」


切羽詰まった呻きとは裏腹に、麻衣の尻は上下に少し動いた程度の足掻きしかみせず、常軌を逸脱した恥辱を与えるであろうチューブを喰わえ込むと、不満そうにヒクヒクと蠢いた。


『心配するな。炭酸は少しは抜いてやるからさ』

「むぐッ!!ふ…むうぅッ!!!」


首を左右に振って、拒絶を訴えようとしているのだろう。
微かに顔が揺れ動きはしたが、押さえ付けられた頭部は、願いを伝えられるほど動く事はなかった。
いや、例え願いが伝わったとしても、オヤジ達が止める理由にはならない。
麻衣の犠牲の上に、このオヤジ達の利益が生まれるのだから。


落差のある注ぎ方で炭酸を抜き、そのガラスの容器はスタンドに架けられた。
重力に引かれた炭酸水は、チューブの中を通って麻衣の肛門を目指して下りていく……。


(と…止めて……お願い止めてぇ!!)


肛門に注がれる液体の様が見える“それ”は、イルリガートルと呼ばれる浣腸である。
視覚的にも牝を責める事が出来るし、しかも牡は両手が自在に使える利点もある。


「も"ぶう"ぅ"ぅ"ッ!!!」


万物に等しく与えられる重力は、麻衣だけを特別扱いにはしない。
ゆっくりと下りてくる炭酸水は、透明なチューブに綺麗な泡粒を作り出していった。
肛門の奥にまで挿入されたチューブは、チョロチョロと、しかし確実に炭酸水を麻衣の肛門内部に注いでいく。
肉壁にはチューブと同じく綺麗な泡がプツプツと生まれている。
抜かれたとはいえ、まだ残る炭酸は、ピリピリと麻衣の肛門内部で弾け、直腸の奥にまで浸透していく。


(と、止め…ッ!!やだ…嫌だぁぁ!!!)


ギクシャクとしながら、麻衣はこの浣腸行為からの逃走をはかり、ベッドに結わえられている両脚を振り回した。
まるで地団駄を踏むような足掻きも、結局は麻縄の余り縄の分しか動かず、その程度では肛門からチューブは抜けたりはしない。


『ケツ穴から飲む炭酸水ってのも、なかなか美味いだろ?』

「おぶッ!?んぐぐ……」


オヤジは、生まれ始めた苦痛に波打つ下腹部に手をあて、ゆっくりと摩り始めた……“の”の字を書くように摩られたソレは、炭酸水の腹部への浸透と、排泄を促す為のものだ。
見る間に麻衣の尻は鳥肌にまみれ、腹部は緊張の度合いを増していく。



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