投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

欲望
【その他 官能小説】

欲望の最初へ 欲望 2 欲望 4 欲望の最後へ

第1章-3


エリカの逝き顔を見つめながら幸彦も逝った。
(おぉっ!エリカ・・)


そのまま暫く抱き合っている二人。
ドクドクと溢れ出るスペルマが、エリカの膣から溢れ出る。

エリカは枕元のティッシュで、愛欲の果ての名残を拭き取り
幸彦に抱きつき、甘える。

「ねえ、パパ・・どうだった?」
「おお、エリカ、相変わらずお前のあそこは凄いな、たじたじだよ」
「いやん、でもエリカも気持ち良かったわ」
「そうか」
「はい」

額に汗を掻き、気怠い顔のエリカは相変わらず美しい。
どんな時でも、この女は最高の女だと幸彦はいつも思う。


エリカは彼の女で、本部長代理の女はここではただの男と女の関係だった。


社長である幸彦の会社の高星商事は、二部上場の会社であり
上場の資格は得ているものの、知名度はいまいちのようで
売り上げはそれ程は伸びてはいない。

しかし、営業努力で何とか盛り返していた。
幸彦は何とか一部上場を狙っているのだが、世間は甘くない。

会社の株価は安定せず、安閑としてはいられない。
幸彦は心の中では引退を考えているのだが、誰にも言ってはいない。
勿論エリカにも。

適当な後継者が育つまでの辛抱である。


エリカを自分の女にし、会社の役員会で管理職に強引に承認させたのだ
思った以上に、どうやら頑張っているようだ。

この絶世の美女を妾にしている自分は最高に幸せだった。
幸彦は、短大出のOLだったエリカの才能と美貌に惚れ込み
ここまで育て上げた達成感がある。

利発なエリカは幸彦の後ろ盾で成長し、始めての課長に昇進させ
その後、部長に、そして今は本部長代理と
とんとん拍子に出世させた。

勿論、エリカの才能も開花したが、それ以上に幸彦の存在は大きい。

幸彦は、自分に長年寄り添って尽くした妻を今さら抱く気はない。
今日もゴルフへ行くと言って、エリカのマンションに来たのだった。




欲望の最初へ 欲望 2 欲望 4 欲望の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前