第3章-5
「あぁ、す・・凄い!」
「美咲ちゃんも同じように脱いで、ほら沙也香ちゃんももう・・」
そういって高崎が指を差した先で、妹の沙也香が恥ずかしそうに服を脱いでいた。
太り気味の竜崎が甲斐甲斐しく、沙也香が服を脱ぐのを手伝っていた。
「沙也香・・」
「あっ・・お姉ちゃん」
全裸の妹は恥ずかしそうにその眼を自分に向けていた。
その眼は、自分にも早く脱いで・・と言っているようだった。
「沙也香は竜崎さんに脱がされちゃったの・・」
そう言って、恥ずかしそうにモジモジしていた。
「あぁ・・分かったわ、じゃあ、お姉ちゃんも脱ぐね」
「う、うん」
美咲が全裸になるのを高崎が手伝う。
やがて美咲の身体を覆っている可愛い服が、ブラジャーが、ショーツが脱がされていく。
全てを取り去った美咲が局所を手で被い恥じらう姿に、男達はじっと眼をこらし見とれていた。
沙也香のぽちゃっとした白い身体に比べ、
姉の美咲の身体はいくらか大人っぽかった。
二人の身体は似ていた。
ぽっちゃりとして雪のような白い肌は、窓から差し込む淡い光りに照らされ、
美しいビーナスのようだった。
乳房は大きめだが大人のように垂れてはいない。
乳首は吸われたことが無く、若芽のように薄いピンク色をしていた。
細い腰に繋がる尻は白くまろやかだった。
柔らかな餅のよう下腹の下の陰毛は薄く、割れ目が透けて見え、
それが男達の欲情をいやが上にも盛り上げていた。
その証拠には、既に裸になっている男達の股間がそれを物語っていた。
接することが無いまま過ごしてきた、この長い虚無な時間の流れ。
男達の憂鬱で暇な時間・・
それは今、解消されようとしていた。
時間の中で、これほど男性器が興奮したことがあるだろうか?
どのペニスも硬直し、勃起していた。
この忘れていたこの男達の好色な感覚。
甦ってきたエロス。
この部屋には「エロス」と言う(一文字)しか存在していなかった。
もうこの時、姉妹は覚悟は出来ていた。
まだうら若く勘の良い美咲は思うのだ。
(どうせ、いつかは失うバージンだもの、
それをここのおじさま達に上げることで喜ばれるのならそれでいい、
いつもお母さんが言っていた「心からの奉仕の精神」だとすれば、
それでいいの。私はそれで後悔はしない・・)