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凶眼
【制服 官能小説】

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〜第2章〜 木曜日 ミリア-9

 「‥はい、御主人様」
 奴隷はそう答えるや、ズボンのチャックに手を伸ばした。
 慣れない手つきが、僕の股間をまさぐり、とてもくすぐったい。それに女の子に股間を触られてると言う初めての経験に、気恥かしさも感じる。
 だが、今の僕は奴隷の主。悠然と構えているところを見せねばならない。ようやく彼女が僕の一物を外に出した時、すでにそれは天を仰いでいた。
 初めてみる男性の陽根に、戸惑ったような表情が浮かぶ。おそらく聞き及んでいたものとは違っていたのだろう。彼女はどこから手を‥、いや口をつけていいのか迷っていたが、やがて意を決したよう、亀頭の先から口に含む。
 「――!」
 「う、うわっ!」
 僕の喘ぎと、彼女の声にならない叫びが重なった。
 生温かい感触が、亀頭の先を包み、ねとついてくる。‥おぉ、女の子の口に含まれると、こんな感じなんだ。
 彼女はどうしていいかわからないよう咥えたままでいたが、やがて、舌を這わせ始める。
 「おほっ‥、おぉ‥・おおぉっ!」
 情けなくも感極まった声をあげてしまう。まるで敏感な部分に蛇が絡みついてるようだ。
 アイスバーでも舐めるようにミリアは舌を這わせ、一心に舐め続ける。
 彼女は僕の命令に従い、誠心誠意を込めて、奉仕してるんだ。それが僕の気持ちを昂ぶらせる。
 「‥わっ!」
 ぎこちなく一本調子に舐めていた動きに、変化が現れる。唇で亀頭を愛撫するように、大胆に吸いついてくる。コツをつかんだのか、舌先を亀頭やくびれに這わせたり、口を前後に動かして刺激したり、色々な趣向を凝らしてくる。
 ‥ちゅる‥、ちゅぱ、ちゅぱ‥‥じゅる‥
 指が陽根の根元に絡みつき、時々反応を確かめるように、上目遣いに僕の表情を見上げる。それがより気持ちを昂ぶらせ、激しい興奮と強烈な射精管が湧き上がるのを覚える。
 正直自惚れていた。自慰に耽るのと同じで、もっと長い時間、彼女のフェラチオに耐えれるつもりでいた。だが、限界はあっという間に訪れた。
 「‥うっ、うわ、駄目だ、‥出る、出る!」
 しかし彼女の奉仕は止むことなく、僕の股間を刺激続ける。
 果てる寸前、僕は悲鳴のような声を上げ、彼女の顔を押さえつけた。
 猛烈な達成感と共に、ついに快楽が迸る。
 「んぐぅっ‥!」
 のけ反ろうとする顔を押さえつけ、僕は口の中へ己の精を注ぎ込む。
 「んっ‥、んふっ‥んふぅ‥」
 苦しげな、くぐもった声が漏れる。


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