〜第1章〜 水曜日 レアン-14
女の匂いを放つ裂け目に舌を差し入れ、もっと濡れそぼるよう夢中で出し入れを繰り返す。嬌声をあげ、身悶えする身体を抱きすくめ、股を押し開かせる。
ここに至って、ようやくまだ服を着たままだと気付き、慌ててベルトに手をかける。シャツを脱ぐのももどかしい。張り裂けんばかりに怒張した一物を取り出すと、本懐を遂げるべく戦慄く女体へと近づいた。
天を仰いだ一物を秘部にあてがうのに手間取ったが、ようやく彼女の中に潜り込むと、一気に前進する。
「ひゃぅっ!‥、んあぁ‥ ‥!」
「うぅふっ!」
あまりの気持ちよさに呻いてしまう。思っていたよりはるかに狭いが、暖かいものに一物が包まれると言うのは未知の体験だった。僕はさらなる快楽を求め、腰をひと振りしてみる。
「いっ‥‥痛っ‥」
彼女の中で一物が擦れ、快楽が波のように押し寄せてくる。痛々しい反応だが、構うことなく僕は何度も腰を振りたくった。腰と腰がぶつかりあい、音を立てる。
この気持ち良さを途切れさせたくなく、僕は夢中で腰を振りたくった。悲鳴じみた喘ぎを繰り返していたレアンも、次第よがり声に快楽が混じり始める。
ついに僕は熱くこみあげてくるものを我慢できなくなった。
絶頂を迎える寸前、彼女の身体を押さえつけると、奥まで届けとばかりに深く挿し入れ、そして我慢に我慢を重ねた射精感を解き放った。
「きゃぁうっ!」
一物から、どくどくと精液が溢れ出る。えも言われぬ気持ちよさに、頭の中が真っ白になる。
とてつもない脱力感に襲われ、肩から力が抜けていく。このまま倒れこんだら、どんなに気持ち良いだろう。
力を失った一物を彼女の中から抜くと、精液の残滓がマットにこぼれる。驚いたことに、ちっとも痛くないのに、一物には血が付いていた。
ことここに至って、ようやく僕は自分のしたことに気がついた。この異常な状態に興奮して何も考えずにいたが、まさに冷水を浴びせられたように我に帰った。
頭の中から血の気が引くのを感じながら、慌ててレアンの身体から身を離した。
僕は自分の欲望のまま女の子を犯し、あまつさえ思いっきり中に射精したのだ。
子供が出来たらどうしよう?‥いや、そもそもこの事態をどう収拾しよう?
もし、レアンが正気にかえり、僕が処女を奪ったことを覚えていたらいったいどういう事態に陥るのか。もしくは、このままずっと従順なままでも、それはそれでまずい。
当のレアンは悩ましげに顔を歪め、快楽の余韻に浸っている。
一瞬、ここから逃げ出したい衝動に駆られるが、すぐにその方がよけいまずいと思いいたる。とりあえず服を身に付けながらも、全く良案が思い浮かばず、パニックが押し寄せてくる。
「プルルルル‥」