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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病・其の一〉-21

『あ…駄目だ!!イッちゃう!!』

「ん"〜〜〜〜ッ!!!!」


患者の想いは亜矢の肛門内部に炸裂し、直腸の内壁にへばり付いて役目を終えた。そして男根が引き抜かれた後の肛門は、また元通りの皴くちゃな姿に戻り、不機嫌な唇のように尖って、何事かを呟くようにヒクヒクと蠢いていた。


『へぇ〜、やっぱりア〇ルも熟せるんだ』

『これは暫く楽しめそうですね』


今度は50代の太った患者が、亜矢の秘穴に男根を埋め、一心不乱に腰を振り始めた。
程なくして、その患者の溜め息と、亜矢の悲鳴が病室に響いた。
患者達の笑い声と亜矢の悲鳴は止む事を知らず、520B号室の明かりに負けない日差しが、雑木林や沼地を照らし始めた……。




――――――――――――




翌朝、婦長は眠い目を擦りながら、B棟の巡回をしていた。
いつものように病室を見回り、異状が無いか確認していく。
いくつもの病室を回って見たが、入院患者の姿は見当たらず、どこももぬけの殻だ。


『…………』


無言で病室を後にし、520B号室と518B号室との間にある用具室のドアノブを掴むと、ゆっくりとドアを開けた。
入って右側の奥に、衣服処分箱がある。
その中を覗いて見たが、やはり何も入ってはいないようだ。


『……随分と今回は長いのねぇ………』


耳を澄ますと、微かに亜矢の悲鳴と、患者達の笑い声が聞こえてきた。
婦長はニヤリと笑い、ナースステーションに戻っていった………。


《終》


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