〈不治の病・其の一〉-19
『まだ一人目だろう?これからだよ……』
今度は太った患者が、亜矢との結合に挑み、いきり立つ男根を秘穴へと侵入させた。
(嫌だ……もう嫌だあぁ!!!)
うちひしがれる間もなく、新たな男根が亜矢の秘穴を犯し、成熟した牝のみが知る感覚を生み出させた。
乱暴に腰を打ち付けると、亜矢は両脚をビクビクと痙攣させて悶え、複数の患者達からの愛撫に応えて男根を持て成した。
撹拌された秘穴からは、泡立った牝汁が溢れ出し、しばらくして先程のオヤジの精液が溢れてきた。
『イク……イクぞぉ!!』
「ぶう"ぅ"ぅ"ぅ"!!!!」
およそ容姿とは似つかわぬ悲鳴をあげて、亜矢は二人目の精液を子宮に受けた。
熱い……亜矢の下腹部が猛烈に熱くなっていった……それは煮えたぎる精液を注入されただけではなく、子宮で《男》を受け止めるという、牝本来の役目を果たしたという《悦び》が発熱させたのかもしれない……下腹部は沸々と熱を帯び、その熱は性器や肛門にまで達した……味わった事のない疼きが下半身を支配し、股関節が壊れたように両脚は脱力した……。
『何だよ、満足そうな顔してよぉ……』
痩せた患者が亜矢の前髪を掴み、膣内射精されてしまったショックにうなだれる顔を、まじまじと眺めた。
さっきまでの勝ち気な眼光は消え失せ、これ以上の輪姦を止めるようにせがむ、弱々しい姿を晒していた。
『ナースコールのスイッチなんか持って……そんなに〈棒〉が好きなのか?』
「……う"ぅ"…う……」
力無く、亜矢はその患者に視線を送り、その願いを訴えた。
〔もう止めて下さい〕
そんな事は分かっているのだ。
心の底から嫌がり、助けを呼んでいるのは……。
患者達の目的は、そんな嫌がる女性を押さえ付け、無理矢理に姦す事なのだ。
美しい白衣の天使を、欲望のままに汚して堕落させる事が至福なのだ。
亜矢の訴えは患者達の欲望を刺激するだけの事で、なんの解決も見出だす事は無い………。
『もっとチ〇ポが欲しいみたいだな?その綺麗な手に握らせてやれよ』
「んぐ!?ん"〜〜〜ッ!!!」
ナースコールのスイッチは取り上げられ、替わりに勃起した男根が掌に納められた。
青臭い異臭を放つ不潔な男根が、亜矢の手の中で踊り、早く秘穴に入りたいとピストン運動が繰り返される。
開け放たれた股間には、更なる男根が近付き、今度は秘穴の下で暇を持て余していた肛門に、亀頭が押し当てられた。