初めての逢瀬-2
「そんな風に言われるととても嬉しいよ」
ささやきながらついばむような軽いキス。
同時に、滑らかにブラのホックを外す。
ひんやりとした空気が美雪の胸をそっと包む。
「思った通り、きれいなおっぱいだよ。とてもキレイだよ」
「あぁん・・・。そんな・・・」
手を触れずに、じっと見つめる隆の視線を感じて美雪は胸を震わせた。
「あまり見ないで。すごく、恥ずかしい・・・」
「乳首の色も、淡いピンクだし・・・とてもステキなおっぱいだよ」
言いながら隆の手が美雪の両胸を下から持ち上げるように掴む。
「それに・・・ココが感じさせてって言ってる。すごくエッチなおっぱいだ」
すでに固く尖っていた敏感な先っぽをつまみ上げると、指先で転がしたり押し込んだりしてくる。
「んぁっ・・・。っくん・・・あああっ」
美雪は、身体が震えのけぞるのを止めることが出来ない。
「立っているのが辛くなってきたみたいだね。ベッドに行こうか」
美雪は無言でうなずいた。
隆が、ひょいと美雪を抱え上げた。
「えっ・・・」
お姫様抱っこをされた美雪は、慌てて隆の首にしがみついた。
そっとベッドに下ろされ、呆然とベッドの上に座り込んでいる美雪のそばに、隆も腰を下ろした。
「足を開いてごらん」
膝を立てて座っていた美雪はゆったりと閉じていた脚を開いた。スカートがそれにつれてめくれていく。
（どうしよう・・・恥ずかしいくらい濡れているあの部分を見られちゃう・・・）
そう思いつつも、どこかそれを見てもらいたがっている自分がいることに、美雪は、はしたないくらい高ぶっていた。
目を伏せ、息を吐いて脚をゆっくり広げていく。
腰が勝手に揺れてしまうのが分かる。
横から美雪を抱くようにしていた隆の両手が、両膝を掴んで、固定するように押さえる。
「どれどれ・・・」
美雪は、目を閉じているために隆の声だけが耳元を抜けていく。
「エッチな匂いがするよ、美雪。どうしたの」
わざとらしく鼻を鳴らす。
かっとなった顔を反らして、かすれたような小さな声で、弱々しく否定する。
「やだ・・・そんな・・・こと・・・ありません・・・んっ」
いつの間にかつま先立ちになった美雪の脚が震えている。
「そんなことあるよ。ほら、可愛いショーツがべとべとになってる。美雪のいやらしいお汁でね」
あくまでも淡々とした口調で美雪の羞恥心を煽る隆のささやき。
「やだ・・・そんなこと・・・言わないで・・・恥ずかしいですぅ・・・」
「恥ずかしいって言いながら、こんなに感じてるじゃないか」
のぞき込むような隆の視線を感じて、さらに熱いものが溢れ出していく。
おしっこにも似た脱力感を感じて、美雪は大きくため息をついていた。