PiPi's World 投稿小説
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No489-02/12 02:54
男/デルタ
PC-8QneLL47
見えないものは信じなかった
形あるものだけを追い駆けた
因果律に支配された、この世界だ
言葉で表せないものに価値など無い、と

ずっと、そうやって生きてきた
それなのに

何も無いところから生まれるものがある
それに初めて気付いた
理屈じゃない
数式じゃない

君を見たとき
僕のなかに
それは生まれたんだ
No488-02/11 23:27
男/戦人
D901i-NrPqeEuN
欲しいモノ

それは
高級車でも
ブランド品でも
豪邸でも
ましてやお金でも無い

キミと一緒に居られる時間
それが何より欲しかったモノ
No487-02/11 23:09
?/悠
F900i-1dAQtBmq
人の記憶に残る会話の内容って
全体の2%にも満たないんだって

だから私は愛の言葉をささやき続ける

熱にうかされたように

そして愛の言葉を求め続ける

お菓子をねだる子どものように
No486-02/11 19:46
男/賢
P901i-oDey9rh2
出来合の真実に踊らされる

つくりかけの大人

その手で何を作るでもなく

自分を置いてでかけて行く

自分探しという放浪の旅

不毛な矛盾に気付かない

何かに押しつける不都合な後悔

明日への糧となるとも知らず
No485-02/11 11:32
女/こな
N901iC-rExwLtto
私は言う
「大好きだよ」

あなたは言う
「知ってるよ」

その優しいほほ笑みと
頭を撫でる大きな手が

色素の薄い茶色い髪と
少し香る煙草の匂いが

とてもとても好きだから

照れて「好き」と
言ってくれない
だけど大人ぶっている
シャイなあなが

大好きだから

私は贈る
「大好きだよ」の
一言と

甘い甘い
想いと共に
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