PiPi's World 投稿小説
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No531-02/18 20:35
?/悠
F900i-1dAQtBmq
あなたの腕の
その温かさが心地よくて
私は抱かれる

ただそれだけ

別に陳腐な愛情なんて
私には必要ないの


あなたの体が
もたらす快感に病み付きだから
私はあなたを求める

ただそれだけ

そこに打算や計算なんて必要ないの

単純な方程式


さぁ今夜もわたしの中のなかまで味わいつくして
No530-02/18 17:37
男/賢
P901i-oDey9rh2
小さな声で歌おう
当たり障りの無い歌を

誰の心も動かしたくはない

震えた心が人を走らせる
歌が背中を押して
その加速を手伝う
ブレーキは人任せ

何も知らない僕だから
臆病なこの腕だから
無責任に背中押せない

歌うなら

小さな声で歌おう
No529-02/18 16:35
女/稍(やや)
SN25-uvrABlXC
『シャウトシャウトシャウト』


お前のせいだf**k off
くたばっちまえと
声張り上げて
歌い出すのはアウト・キイ
楽譜の上には記せない
背中を丸めてマイクを抱え
ヘッド・バンクにアウト・ラウド

目が覚めたなら悔むがいい
その日暮らしのティーン・エイジャー
潰れた喉を両手で抱え
声も出せずに泣くがいい



(打ち上げカラオケで喉潰れ(´Д`)・∵.落ちてたら後期受けるのに/not笑)
No528-02/18 14:31
女/こな
N901iC-rExwLtto
温かいね

太陽の光が
冬の雪解けが
木々の枝色が
公園のベンチが
陽なたぼっこの猫が
二人乗りの自転車が
散歩をする老夫婦が
はしゃぐ子供の笑顔が
あなたの体温が

みんなみんな
まぶしくて
温かい

ほら
聞こえるよ

春を告げる
鐘の音が

桜のつぼみの
胎動が
No527-02/18 02:47
男/delta
PC-rMUYoDkE
ただ悲しくて涙した

理由を探したけれど、何も無かった
僕には涙を流す理由が、何も無かった
たぶん、それが悲しいのだろう

瞳からこぼれる雫は
冷たいアスファルトに落ちて
すぐに乾いて消える
たぶん、それが悲しいのだろう

ただ悲しくて涙した
それでも明日からは普段の僕がある
たぶん、それが悲しいのだろう
たぶん、それが正しいのだろう
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