PiPi's World 投稿小説
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No526-02/18 02:42
男/delta
PC-rMUYoDkE
「lighter」

見つからないんだ
君は持っているかい?
心の火を灯すlighterを
あるなら火種を分けてくれないか
僕はもう、長いこと温かみを感じていないんだ
持っていないのかい?
さっきから探しているのに
それを手にする人たちは
やけに少ない気がするよ
これは、悲しいことだろう?

なぁ、ならば君がlighterになってくれないか
僕に火を灯してくれないか
絶対に消さないと約束するから
No525-02/18 00:17
男/賢
P901i-oDey9rh2
足し算と引き算だ
正確に淡泊に世界を視れば
でも
できるはずない
そんなこと

僕の天秤が下す裁きは
いつも理不尽で不平等


君が涙流させられた
僕はそいつに血を流させたい

君が傷をつけられた
僕はそいつを殺してしまいたい

君が笑顔を奪われた
僕はそいつの全てを奪いたい


『命は全て平等だ』

そんなことを考えるのは
愛の無い神様だけでいい
No524-02/17 22:34
女/音藤 紫
P902i-KwZQk5BB
生きてる意味なんて無い
こんなに辛いと思うならいっそ
死んでしまった方が楽かもしれない

誰かが言った

生きてる意味なんて
今は無くたっていい
死ぬ時に
今まで生きてて良かったと思えれば
それで良いと

そうだね
こんなに辛くて
捨てられて
傷つけられて

それでも
僕を癒してくれる存在もいるんだと

分かったんだ

それがあなただった


この命
あなたに捧げます
No523-02/17 22:04
男/戒狷
SH251iS-j5RuOICn
硝子越しに見る
僕の世界は
果たして本物なのかな

目の前に立ちはだかる
透明なバリアは

存在することで
僕に有りのままの現実を突き付けてくる

それは冷徹で傲慢で残酷の様だけど
そうでいてほしいとも
願っている

眼鏡を付けない僕の眼はすべてが滲んで
本質を見極める術を
持ち合わせていないから

一度で良いから
雨の中を滲まぬ視界で
歩いてみたい

雨に濡れて
滲んだ光りが
乱反射を起こした世界はあまりに美しく
僕の心を惑わせるから

現実では無い現実を
映し出す硝子は
僕の心に有るのかな
No522-02/17 14:03
女/木蓮
P902i-3eLWE.NG

太陽を見ると
月を見ると
あなたのことを思い出す

いつも眩しいあなたは
私の手の届かぬ存在で

掴んでも
掴んでも届かず
私の掌からすり抜けてしまう

少しでも近付きたくて
そばにいたくて

やっぱりこの手をのばしてしまう



いつか本当に掴めるかもしれないから
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