PiPi's World 投稿小説
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No536-02/19 11:16
男/マコト
F901iC-U8KUhpGc
孤独を知った
その日から
泣くのを止めにした

辛くても
助けは来ないんだ
自力でやるしかない

風強い日も
雨が降った日も
虹を見る日も

何も感じないように
冷静と名付けた
我慢の仕方を守って
耐えていた


孤独を知ったあの日から
僕は何を得たんだろう


いつかこの孤独よりも
大きな幸せが傍に現れたら
大切にしよう

たとえその幸せが
他人には小さく見えても
構わない
No535-02/19 01:05
男/戦人
D901i-NrPqeEuN
闇の中を手探りでさ迷い続けてきた

一本の蝋燭に見つけ火をつけた

光りは闇を追い払い色とりどりの物を目にし手に入れ歩いてきた

一陣の風が吹き火は消えまた闇が襲い掛かる
光りになれた目には今度の闇はキツい
No534-02/18 22:46
?/西院
TS31-w5tYq/FA
紫煙の渦に飲み込まれ
見知らぬ相手と音の褥に身を委ね
未だ見ぬ楽園に意識を飛ばす

複雑に重なり合う光に飛び込み
喉を酒で洗えば
脆い自分とサヨナラできる

般若の仮面で
君に立向う
No533-02/18 22:24
?/悠
F900i-1dAQtBmq
沢山の中で
あまり輝かない
地味なみための
スゴイ奴

私の元へ
爆音と共に
飛んで来た


火をつけたのは君
向けられたロケット花火は
私の心へ飛んで来た




季節はずれ…(^^;)
No532-02/18 20:49
?/悠
F900i-1dAQtBmq
『もっと早く出会えてたら…』
君は秘密の園でつぶやく
『もっと早く出会えてたら…』
君を味わいながら僕が言う


もし、一人の男と女として出会っていたなら
僕たちはつかの間の逢瀬を
愛おしむような関係にはならなかっただろう
僕らの人生が交差する事すらなかっただろう

でも君がそう囁くから
僕もその陳腐なセリフでもって
君を悲劇のヒロインに仕立て上げる

『もっと早く出会っていたなら…』
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