PiPi's World 投稿小説
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No541-02/20 23:18
男/S
N701i-cqjm8KlT
不安で
不安で
不安で


なんで不安で
何が不安で
どうして不安で
どこが不安で


不安で
不安で
不安で


安心して
安心して
安心して
出来るはずなくて


言葉にしても
何言っても
わかってもらえなくて


不安で
不安で
不安で


ほら今日も
不安に
喰われていく
No540-02/20 23:09
男/賢
P901i-oDey9rh2
僕は後ろを見ているから
君は前を見ていてよ

そうすれば僕ら二人
せかいをぜんぶ
見渡せる

そのためにほら
向かい合って座ろう

そしてたまには
目を合わせて話そう
No539-02/20 08:11
女/鈴風
PC-y9gL./gw
優しい嘘と

心の無い現実

天秤にかけて

貴方は優しい嘘を選んだ

気付かなければ幸せだった

だけど

気付いてしまった現実

優しい嘘はどんな棘より深く突き刺さる

気付かなければ良かった?

気付いて良かった?

どうすればいい?

どうしたらいい?

全ては優しい嘘から始まった
No538-02/19 22:27
男/戒狷
SH251iS-j5RuOICn
吐き出した溜息が
そのまま凍って
鈍い光りを持って
地面に堕ちて
もう二度と空へ漂う事が許されなくなった夜

僕は一人
背中を丸め
空気すら痛いと
恐れうずくまる
醜く愛おしい
黒いモノに出会った

踏み付けられ
捩曲げられ
へしゃげて
原形すら失ったソレは

それでもなお
人を請い愛を求め
恐れ故に壁を作り
怒りと愛憎の魂を
不器用に丸め込み

過去への哀悼を引き戻さんと
痩せ細った腕を
天高く突き上げている

その行為は正に
被害者そのもので
惨めな姿は正に
自分で

僕は眼を閉じ抱き締めた
No537-02/19 14:42
女/木蓮
P902i-3eLWE.NG

私の心に降り積もった雪が
そのあたたかさに少しずつ溶けていく

この胸にできたつぼみを

咲かすも
枯らすも
あなた次第

いつか花開くことができたなら


いつまでもあなたのそばに
あなたの心に
咲き続けよう

そして

いつまでも
癒しと安らぎを与えつづけよう
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