PiPi's World 投稿小説
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No590-03/05 02:11
男/賢
P901i-oDey9rh2
『義務』

つらいこともあるよ
逃げてごらん

その代わり
逃げ場間違えちゃだめだ


弱くてもいいよ
泣いてごらん

その代わり
強くならなきゃだめだ


転んでもいいよ
痛がってごらん

その代わり
差し伸べた手に気付いて
No589-03/04 23:59
男/delta
PC-rMUYoDkE
「hop,step…」
何をおびえてんだい
ここまで来たんだ
あとは飛ぶだけさ
助走は十分
あとは君の気持ち次第だ

ほら後がつかえてんだ
変わるんだろう?
だったら飛べよ
ほら、
hop
step…

そう、誰だって飛べるんだ
翼なんて無くたって
ほら、そこの君も
一緒に行こう
ちゃんとついてこいよ
hop
step………jump!



なんかbumpみたいだなw
No588-03/04 22:31
女/音藤 紫
P902i-KwZQk5BB
君の左側は
僕のポジション

僕の右手には
君の左手

もうすぐ春になって
僕の右手は役目の半分を失ってしまうけど
それでも
残りの半分を

手放したくない

僕が居る



(久々に…)
No587-03/04 22:12
男/戒狷
SH251iS-j5RuOICn
あなたの命が
あと少しであると
知った朝

庭先の梅が
朝露に濡れて
たった一輪咲きました

春を伝える
紅梅は
この先の未来に
希望をもって
甘い香りと
確かな力を
皆に伝えて廻ります

あなたの命は
限られていて
花を愛でる時間など
必要ないかも知れません

ただあなたの
愛した春の日を
もう来ないであろう
春の日を

ただ少し
もう少し

ふたりで
感じていたいのです

春の様なやさしさを

あなたは
沢山くれたから

ただ少し
もう少し

この日だまりで
春を感じていたいのです
No586-03/04 20:37
男/賢
P901i-oDey9rh2
見渡す白は
優しく冷たく
覆い隠す
いのちの熱を

それでも

葉のないはずの枯れ枝に
静かにきらめく白銀の葉

そこにはある

気配のない
でも
確かないのち
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