PiPi's World 投稿小説
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No71-11/10 21:32
女/まお
D900i-m8/X6SlV
「片想い」

あなたに会いたい

声を聞かせて下さい

私のわがまま
いつか叶えてくれますか?

誰が見ても
かっこいい人じゃない
頑固で調子よくて
不器用な人

誰にだって
優しい人だから
私だけじゃない

わかってるのに…

あなたに会いたい

声を聞かせて下さい

私のわがまま
ずっと叶わないまま

誰が見ても
片想いのまま
No70-11/10 18:56
男/賢
PC-oDey9rh2
自由を求めた

道を決められてる気がして
舗装された道路を歩くのを止めた

縛られている気がして
厚い上着を脱いだ

足を重くしてる気がして
丈夫な靴を脱いだ

これで僕は自由になった

自由だけれど

結局どこへも行けなくなった
No69-11/10 18:49
男/上から読むべし
CA31-rgFkD9ZA
写真立てを見た僕は

とてもみじめに
思えてしまう

ちょうどあの日に
道をちがえて

思いだす時
となりにいない

雪の降る夜 二つの人影

光る木の下 頬がゆるむ

何も知らずに 見つめ合い

冷たいグラスを
交わしてほほえむ
No68-11/10 18:48
男/弥汰丸
CA31-TWefJr3b
呑まれた体を
無理やり歩かせ

道のはしに踊り進む

呑まれた瞳で
緑を見つめ
わき目もふらずに
歩き出す

その時突然飛んだ
何かに突き飛ばされた

目覚めて残されたのは、
きずあとと
悲しみだけだった



「忘れてしまった
注意と大事なもの」
         弥汰丸
No67-11/10 14:06
女/まお
D900i-m8/X6SlV
とても君が好きだった

もう二年も前のこと

確かに昨日までは
忘れていたはずなのに
一年に一度
必ずやってくる今日
君のことを
思い出したんだ

少しだけ
彼女に罪悪感
やけにセンチメンタルな僕を
笑いとばしてほしい

「誕生日おめでとう」

一瞬だけ
君にキスを

会うこともない
一日だけの恋人よ
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