PiPi's World 投稿小説
[編集|削除|古順]
[戻る|前頁|次頁]

No87-11/12 15:36
女/木蓮
SH700i-3eLWE.NG
きっと君は笑うだろう

僕が君を好きだと言ったら

きっと君は馬鹿にするだろう

君を愛してると言ったら

そうやっていつも上手くかわされて

そうして掌の上で僕を転がすんだろう?

それでいい…

君と永遠に願う僕は

君に振り回されても離れられる気がしないんだ

例え離れる事になったとしても

君は僕の中に居座り続けるつもりなんだろう?

あぁ…わかってるよ

君の瞳にはいつも僕が居る

それだけで僕には十分なんだ
No86-11/12 15:14
男/賢
PC-oDey9rh2
恋なんてすぐに終わるモノ
そんなのに
夢中になるのは馬鹿だけさ

僕は君にそう言った

そしたら君はこう言った

それなら誰も
シャボン玉を吹いたりしないわ

君の例えはいつも解りづらい
No85-11/12 12:45
女/沙羅
PC-9n9rm43l
今日の人にも
別れ際
極上の笑顔とまなざしで
意味深な言葉の旋律を奏でる
小悪魔?
いいえ、
本当は誰も本気で好きじゃないだけ

冬の乾いた夜風が
見透かしたように
頬をなでる

やっぱりもう一度あの人に
頑張ってみようかな…

見知らぬ男達とのデートで埋まった手帳が
散り散りになった
夜風はうれしそうに舞を見せた
それはまるで雪のように…
No83-11/12 10:33
女/木蓮
SH700i-3eLWE.NG
僕の斜め前の窓際に座る君

窓から差し込む光に輝くサラサラの髪

とても眩しくて…

届かなくて…

その笑顔に触れたくて…

わざと君の方へ転がした消しゴム

拾って振り返る揺れる瞳

僕があの時、君に想いを伝えていたら

その瞳は僕だけのものになっていただろうか…

伝えられなかった僕の想い

風に乗って空を舞う…

君に届くだろうか…

いや、届くはずもないのに

願ってしまう僕は

臆病だったんだ…。
No82-11/12 09:39
女/まお
D900i-m8/X6SlV
「中学時代」

例えば消しゴムを
わざと忘れていくの

そうするとあなたが
自分のを半分に切って
差し出してくれたんだ

私は平気なふりで
え?いいの?なんて
言いながら
手のひらを出したの

近づいた二人の手は
ちょっとのところで
触れなくて

せつなかったな


思い出したよ
宝箱の中
結局使えなかった
消しゴムが
今頃になって
でてきたの

伝えられなかった
あの時の気持ち
もう一度
宝箱にしまって

私は明日
お嫁にいきます
<戻る|前頁|次頁>