PiPi's World 投稿小説
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No189-01/02 03:29
男/どろんぱ
V602SH-m9ow5im.


溢れる想いが景色を滲ませ、遠ざかる日々を繋ぎ止めようとしている……

壊れた時間(とき)の歯車が紡ぎだす旋律(しらべ)は自らさえも傷付けていく……

『優しさ』という名の脆弱な仮面を纏ったまま仮初めの世界を彷徨い続け

留まることの無い幻想が、甘美なる狂気へと俺を誘(いざな)う……

また悪夢の朝が始まる……

留まるコトなく俺を蝕み続けていく……
No188-01/01 23:57
?/悠
F900i-1dAQtBmq
年が明けた
何か変わるような
気がしてたのに
何も変わらない
君への想いも
僕の後悔も
No187-01/01 12:18
男/賢
P901i-oDey9rh2
いつだって
信じるべきだ
自分のことを
精一杯

いつだって
うたがうべきだ
自分のことを
慎重に

自分が自分を信じなければ
誰も君を信じない
自分が自分をうたがわなくては
君は何にも変われない

矛盾してると思うかい
違うよ
どちらも同じことなんだ
No186-12/31 19:55
男/賢
P901i-oDey9rh2
僅かな汚れさえ嫌っていたあの頃
純粋だと羨望するの?
幼いと切り捨てるの?

理由無く走りだせる気持ち
勇気だと讃えるの?
無謀だと罵るの?

ちいさな幸せでもいっぱいになる心
それがいいともてはやす?
上を目指せと急き立てる?
大きすぎるほどの夢
きっと叶うと背中を押すの?
現実を見ろと肩を揺するの?
窓から覗く薄白い朝日
手付かずの今日に希望を抱く?
またの繰り返しに辟易するの?

どちらが正しいの?
それとも
どちらも正しいの?
どちらも間違ってる?

少なくとも二択じゃない
No185-12/24 14:30
男/戒狷
SH251iS-j5RuOICn
澄んだ大気が
空と大地を繋ぐ夜

月はその冷たい光の輝きを増し

星はその冷たい光に照らされる大地を目指す

僕等はその冷たい光に何か神聖な意味を持たせて
静かな祈りを捧げる

時を越えた光が指す
この生きた大地は
その豊かさに反して
虚無の坂道を転がっている

僕等はその現実から眼を逸らすように
人工の光と冷たい光りが混在した街中を
暖かな未来と
永久の栄光を
確かなものと認識し

穏やかな喧騒が
すべてを物語るかのように
幸せな一時を
幸せな永遠とし

様々な想いを
その一夜に賭ける
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